2020-01-01から1年間の記事一覧
▼2月15日に父が亡くなった。 ▼家庭菜園を受け継ぎ、初めての野菜作り。 ▼何も分からないので初めは化学肥料を用いたが、直ぐに有機農法に切り替え、やがて自然農に近いことをやってみたくなった。 ▼各言語に専門を作ることにした。 ヘブライ語:旧約聖書 ギ…
【聖書】 ▼あれこれ思案はするが、フランシスコ会訳のまま。ほとんど読んでいない。 ▼ローマの人々への手紙を終えて、今はコリントの人々への第一の手紙。 【語学】 ▼語学自体はほとんど進まない。 ▼翻訳ではシャーロック・ホームズを読破した後、ジェイン・…
美しきカサンドラ―ジェイン・オースティン初期作品集作者:ジェイン オースティン発売日: 1996/07/01メディア: 単行本 後年の長編に直接接続するような、幼い可憐な恋するジェインを想像して読むと、恐らく失望するであろう。 ドゥーディー*1は、オースティン…
ブラウン神父の秘密【新版】 (創元推理文庫)作者:G・K・チェスタトン発売日: 2017/07/20メディア: 文庫 ブラウン神父の方法とは、外からの観察によって客観的な分析をすることではなく、他者の心を自分の心として深く沈潜し、その思考と行為の必然を見出すこ…
マンスフィールド・パーク (ちくま文庫)作者:ジェイン・オースティン発売日: 2010/11/12メディア: 文庫 かなり分厚い上に、道徳心が強調され、オースティンらしいユーモアは控えめな重い作品。 主人公は、大人しくて従順。多少不謹慎な感情の揺れはあるもの…
ノーサンガー・アビー (ちくま文庫)作者:ジェイン オースティン発売日: 2009/09/09メディア: 文庫 主人公は当時の小説のヒロインとは似ても似つかない。ロマンチックな生い立ちなどとは無縁で、言ってみれば普通の女性である。 ゴシック小説愛好家のヒロイン…
サンディトン―ジェイン・オースティン作品集作者:ジェイン オースティンメディア: 単行本 「イヴリン」は初期作品。パロディーであるらしいが、ディストピアを描いた実験的なおとぎ話のようでもある。 「キャサリン あるいは東屋」も初期作品。未完。 姉に宛…
説得 (ちくま文庫)作者:ジェイン オースティン発売日: 2008/11/10メディア: 文庫 ジェイン・オースティンの物語はどれも恋愛と結婚を主題としているには違いないだろうが、この完成された最後の小説では、それが最も色濃く表現されているらしい。 全作品を読…
ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)作者:フランソワ ラブレー発売日: 2005/01/01メディア: 文庫 全5巻のシリーズの第1冊目である。しかし、書かれた順番から言えば、第2巻の『パンタグリュエル』の方が先。『ガルガンチュア…
分別と多感 (ちくま文庫)作者:ジェイン オースティン発売日: 2007/02/01メディア: 文庫 分別は姉のエリナー、多感は妹のマリアン。最初はオースティンもまだ若すぎたのではないかと思った。姉妹は恋に破れて対照的な典型的反応を示す。しかし、これを乗り越…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第21巻) 最後の挨拶作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「最後の事件」(『挨拶』)、付録、原典の文献表、日本語訳版の文献表などを収める。 シャーロック・ホームズ正典を読み終えた。…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第20巻)作者:コナン・ドイル発売日: 1983/01/01メディア: 単行本 「スリー・ゲイブルズ」「マザリンの宝石」「這う男」「ライオンのたてがみ」(いずれも『事件簿』)の4編、ベアリング・グ…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第19巻) 赤い輪作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「レイディ・フランセス・カーファックスの失跡」(『挨拶』)、「有名な依頼人」(『事件簿』)、「赤い輪」(『挨拶』)、「白面の兵…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第18巻) ソア橋事件作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「ソア橋事件」(『事件簿』)、「プライアリイ・スクール」(『帰還』)、「ショスコム・オールド・プレイス」(『事件簿』)、「…
【聖書】 ▼フランシスコ会訳聖書。詩編を終えて、現在はローマの人々への手紙。 【語学】 ▼各言語の専門に関して、基本的な本は集めた。たくさん本を買った分、たくさん本を売った。 ▼一旦原典講読を中断し、翻訳で全体を把握することを優先する。シャーロッ…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第17巻) 踊る人形作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「踊る人形」(『帰還』)、「退職した絵具屋」(『事件簿』)、「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」(『帰還』)、「六つ…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第16巻) サセックスの吸血鬼作者:コナン・ドイル発売日: 1983/01/01メディア: 単行本 「覆面の下宿人」(『事件簿』)、「サセックスの吸血鬼」(『事件簿』)、「スリークオーターの失跡」…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第15巻) ブルース・パーティントン型設計図作者:コナン・ドイル発売日: 1983/01/01メディア: 単行本 「一人きりの自転車乗り」「ブラック・ピーター」「ノーウッドの建築業者」(以上『帰還…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第14巻) 空き家の冒険作者:コナン・ドイル発売日: 1982/12/01メディア: 単行本 ベアリング・グールドによる解説1編、「空き家の冒険」「金縁の鼻めがね」「三人の学生」(いずれも『帰還』…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第13巻) 最後の事件作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「シルヴァー・ブレイズ」(『思い出』)、「緑柱石の宝冠」(『冒険』)、「最後の事件」(『思い出』)を収める。 「最後の事件…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第12巻) ボール箱事件作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「ボール箱事件」(『思い出』まはた『挨拶』)、「技師の親指」(『冒険』)、「せむし男」(『思い出』)、「ウィステリア荘」…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第11巻) ボスコム谷の謎作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 『冒険』から「ぶな屋敷」と「ボスコム谷の謎」、『思い出』から「株式仲買人」と「海軍条約」を収める。 ホームズ物語にはあ…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第10巻) バスカヴィル家の犬作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 長編『バスカヴィル家の犬』のみを収める。 これで4つの長編は全部読んだ。 アメリカやインドでの過去を背景とする物語で…
シャーロック・ホームズ全集-詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第9巻) 四つの署名作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 長編『四つの署名』のみを収める。 タイトルはこれまでの『四つの署名』を踏襲しているが、「四つの署名」とは実際には署名代わりの…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第8巻) 恐怖の谷 下作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 『恐怖の谷』の後半、「黄色い顔」と「ギリシア語通訳」(ともに『思い出』所収)の短編2編、ベアリング・グールドによる短い解説1…
シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第7巻) 恐怖の谷 上作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 「瀕死の探偵」(『挨拶』)、「青いガーネット」(『冒険』)および『恐怖の谷』の前半部分を収める。 「瀕死の探偵」はなんとな…
エマ (中公文庫)作者:ジェイン オースティン発売日: 2006/02/01メディア: 文庫 小さな世界の中で、時折外からやってくる人間がさざ波を立てつつも、これと言って大きな事件もなく、階級意識と恋愛模様と間違いの喜劇が長大な物語を支え、最後は予定調和のご…
モンテーニュ全集〈1〉モンテーニュ随想録 (1982年)メディア: - フランス語、ドイツ語、英語に関しては、原典講読を一旦休止し、専門とすべきものの全体像を先ずは翻訳によってつかむことにした。 フランス語の専門はモンテーニュとラブレー。ラブレーは本…
【聖書】 ▼フランシスコ会訳聖書。ヨブ記を終え、現在は詩編。 【語学】 ▼今月も本を買いすぎてしまった。 ▼本棚を整理して、「各言語に専門を」運動を目に見える形にする。 ▼いろいろ書いてみたが、英語はジェイン・オースティンとシャーロック・ホームズ、…
新釈漢文大系〈7〉老子・荘子 上巻作者:阿部 吉雄発売日: 1966/11/01メディア: 単行本 初めに書いておくが、続くかどうかは分からない。よほど魅力を感じなければ、途中で投げ出すかもしれない。 漢文を読むのは根気が要るし、長い研究の歴史には目がくるく…