本の覚書

本と語学のはなし

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

振り返る9月

▼久しぶりに短編小説の集いに参加した。 ▼25日に参加を決め、きちんと構想を練らないまま、見切り発車で慌ただしく書き始めてしまった。ストーリーらしいストーリーはない。 ▼やっぱりこういうものに参加するのでないと、なかなか自力で小説を書いたりはしな…

日の名残り/カズオ・イシグロ

日の名残り (ハヤカワepi文庫)作者:カズオ イシグロ発売日: 2001/05/01メディア: 文庫 今はアメリカ人の主人の仕える執事の旅行。目的はかつての女中頭に会って、復職を勧めること。その旅の間に様々な過去が思い出される。 一人称小説なのだが、意識的に、…

徴税吏員 ―【第13回】短編小説の集い―

http://novelcluster.hatenablog.jp/entry/2015/09/20/000000_1 短歌の方はすっかりやめてしまいましたが、小説はまた書きたいなと思っていました。久しぶりに参加します。 思い立ったのが25日で、あまり構想も練らないまま見切り発車してしまいました。ちゃ…

新約聖書Ⅲ ヨハネ文書/新約聖書翻訳委員会訳

新約聖書〈3〉ヨハネ文書―ヨハネによる福音書 ヨハネの第一の手紙 ヨハネの第二の手紙 ヨハネの第三の手紙作者:新訳聖書翻訳委員会発売日: 1995/08/21メディア: 単行本 ヨハネ文書に収められているのは、ヨハネ福音書とヨハネの手紙三通。これらは使徒ヨハネ…

購入9-2 過去の重要な思想家・文学者の評伝シリーズ

イエス (コンパクト評伝シリーズ)作者:H. カーペンターメディア: 単行本 これもまた大貫隆『イエスという経験』の参考文献表から。 著者のカーペンターという人は神学ではなく、英文学の専門家のようである。史的イエスの読みやすそうなコンパクトな入門書で…

購入9-1 『イエスという経験』参考文献表から

イエスについて何を知りうるか (シリーズ 現代のイエス理解)作者:ハワード・クラーク キーメディア: 単行本神の国の譬 (1964年)作者:C. H. ドッドメディア: - 以前読んだ大貫隆『イエスという経験』に取り上げられていた参考文献を、少しずつ購入していこう…

旧約聖書Ⅸ エゼキエル書/旧約聖書翻訳委員会訳

旧約聖書〈9〉エゼキエル書発売日: 1999/12/20メディア: 単行本 エゼキエルはエレミヤとほぼ同時代の預言者。バビロニア捕囚の前後に生きた、祭司の家系の人らしい。エレミヤは捕囚後もユダの地に残り、やがて総督ゲダリヤ暗殺の混乱の中、エジプトに連れて…

ユダヤ古代誌4/フラウィウス・ヨセフス

ユダヤ古代誌〈4〉新約時代篇(12−14巻) (ちくま学芸文庫)作者:フラウィウス ヨセフス発売日: 2000/01/01メディア: 文庫 いよいよ新約時代篇に入る。と言っても、まだイエスの同時代には突入しない。旧約と新約をつなぐ中間の時代である。 アレクサンドロス大…

とどめの一撃/ユルスナール

とどめの一撃 (岩波文庫)作者:ユルスナール発売日: 1995/08/18メディア: 文庫 職場で読む小説の感想はなかなか書きにくい。メモ用紙はふんだんにあるが何も書かないし、付箋も用意してあるけど貼らないし、胸ポケットに差しているペンで線を引いたりすること…