2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今月は全体的に低調で、ここ数日はさらに低調。この歳になって言う言葉ではないけど、一種のモラトリアム症候群なのだろう。 昨日は病院の最終日だった。病理診断の結果、病名は「軟性繊維腫」と確定した。良性なので心配はいらない。 傷はどうですかと言わ…
雨なので散歩には行かず、エアロバイクを少々。 いろいろ検索してみたけど、サークルとか習い事とかにはやはり気が乗らない。高校時代の国語の先生が主催する文芸サークルもあったが、たぶんシニア世代の俳句短歌愛好会といった風情だろう。どうしても何か始…
散歩に行けないとき家で何ができるか。候補の一つに太極拳がある。以前買ったDVDを見た。DVDだけでは覚えられそうにない。習いに行くか。時間もお金ももったいない。 だが、人と接触しない仕事を続けるならば、少し無理をしてでも人と交流する場を作らなけれ…
リチャード・ブローティガン『芝生の復讐』から「カリフォルニアは招く」の原文と藤本和子訳。 It’s strange that California likes to get her people from every place else and leave what we knew behind and here to California we are gathered as if …
夕べ、高校時代の友達のH君からメールが来た。 大学卒業後に就職した会社からリストラされ、アルバイトしながら社会保険労務士の資格を取得したもののそれを活かせる仕事は見つからず、アルバイトを継続してようやく正社員待遇になった。ここまでは知ってい…
モーパッサン『ベラミ』の原文と杉捷夫訳。 Il admettait parfaitement que Forestier n’eût rien été sans Madeleine ; mais quant à lui, allons donc ! (p.246) マドレーヌがいなかったなら、フォレスチエなんかゼロだったろうということは、それは彼も完…
ディプロマティクのサイトを見ていたら、最新号の記事でも全文読めるものがあった。印刷用のページまで用意されている。月初めに時事を一つ読んだら、残りの日々は仏文学。来月からはこれでようさそうだ。 本当はお金を出して買うべきなのだろうけど、私もそ…
リチャード・ブローティガン『芝生の復讐』から「1/3 1/3 1/3」の原文と藤本和子訳。 My entrance into the thing came about this way: One day I was standing in front of my shack, eating an apple and staring at a black ragged toothache sky that w…
★Le Monde Diplomatique, Octobre 2009 物流改善以前に注文したので送料を負担する。 ディプロマティクはあまり無理せず、1ページものの記事を中心に、素直な文体のものを読むことにする。 歴史的な経緯もあるだろうけど、中東やアフリカに対しては、彼らは…
一昨日、紀伊國屋のサイトで複数の注文をすると分割発送されると書いた。昨夜、紀伊國屋から物流改善についてのメールが届いた。もう少し早くメールを貰いたかった。 以下、内容の要約。明日10時以降の注文が対象。 1.一括注文したものは基本的に一括発送…
★小宮一慶『日経新聞の数字がわかる本』(日経BP社) 以前図書館から借りて読んだ本。*1 月曜版日経新聞に掲載される、数字ばかり羅列された景気指標の読み方を指南する。主要な統計の定義も載っているが、残念ながら辞書としての使い勝手は良くない。 *1:ht…
★レーモン・クノー『地下鉄のザジ』(生田耕作訳,中公文庫) 『ベラミ』の次に読む仏文学の候補。 昨日の「仏版リーダーズ・ダイジェスト」と今日の『地下鉄のザジ』、そして明日あたり届く『日経新聞の数字が分かる本』は、紀伊國屋サイトでまとめて注文し…
★Sélection Reader’d Digest, Octobre 2009 ル・モンド・ディプロマティクの10月号がなかなか取り寄せできない。これを書いている時点で、紀伊國屋のホームページ上では9月号が最新号となっている(売り切れ)。もちろん本国ではとっくに10月号が出ている。…
朝一番に抜糸をしてもらう。その後は昼まで病院でゆっくり本でも読んで過ごそうかと思っていたけど、あまりにあっという間に終わったので、そんな気分も失せてしまった。 今日の会計。抜糸は一連の手術行為の中に含まれるのか、処置料なし。初・再診料だけで…
英米文学の原典講読、次は、Richard Brautigan『Revenge of the Lawn』(Canongate)に挑戦する。参照する翻訳は、リチャード・ブローティガン『芝生の復讐』(藤本和子訳,新潮文庫)。 英語に特別難しい要素はないように見える。しかし、訳者のあとがきに…
◎石村貞夫・石村園子『増補版 金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式』(東京図書) 微分積分の基本から始め、フーリエ解析や微分方程式も解説した上で、ブラック・ショールズの微分方程式に入る。まえがきには高校で微分積分をやってなくても大…
●Evelyn Waugh『Decline and Fall』(Penguin Books) ポール・ペニーフェザーの奇妙な運命を描いたユーモア小説。波乱に満ちた事件の数々、しかし主人公は大した感情の変化もなく、淡々と受け入れて行く。醜くうごめいているのは彼の周りである。しかし、と…
手術や薬の影響があるのか、単に生活リズムが乱れているだけなのか、昼間はずっと寝ていた。夜になってようやく活動開始。英仏の時事を読んだ後、歴史参考書と聖書を少し、仕上げにイーヴリン・ウォーのユーモア小説。 最近は文学モードに復帰しつつある。何…
アマゾンのキンドル*1が気になっている。今のところは英語のみの対応で、しかもアメリカのアマゾンから直接輸入することになるようだ。今すぐ買うことはないけど、検討の対象ではある。 昨日の日経新聞にはアマゾンCEOのインタヴューが載っている。日本語版…
病院に行き、昨日手術したところを消毒。といっても、ものものしく三重か四重に貼られた極太のテープを、大きめの絆創膏といった態のガーゼ付きテープに置き換えただけ。処置料は20円(自己負担6円)でしかないから、そんなものだろう。 風呂に入ってはいけ…
台風が最接近している中(台風中継で見るほどの暴風雨ではないけど)、歩いて病院に行く。アヴェ・マリアが流れ、ドクターが電話口に向かって「投薬ミス」とか言っていたりするのを聞きながら、手術台に横になる。腫れものの切除と傷口の縫合は10分程度で終…
★「週刊東洋経済」2009年10月10日号(東洋経済新報社) 日本の雑誌は定期購読しない方向ではあるが、先週の「週刊エコノミスト」に続き、一応今週も「週刊東洋経済」を買ってみた。 通勤時間や会社の昼休を利用して読むのがベストか。私の感性では、家でじっ…
本と辞書の整理。一番の目的は、机の甲板の上にまで並べていた辞書や参考書を片付けること。本当に使うものだけ手近に残して、大半は本棚に入れる。 おかげで明日から新聞を机で読むこともできそうだ。床に広げ背中を丸めて読むのは、ちょっと疲れる。タブロ…
今後の時間割が固まってきた。まだ過剰な気はする。特に夕食後は大変だろう。ル・モンド・ディプロマティクが続くかどうか。日本語の雑誌類は定期購読しない方向で考えている。 【午前】 ・聖書 → 常にリストラ候補 ・歴史参考書 ・日経新聞 ・数学 → ブラッ…
幼いころの記憶がほとんどない。振り返る習慣がないから、驚くほど風化が進行している。 兄たちに縄とびで鞭打たれ続けた日のこと。復讐するために自殺しようと思ったこと。東京から実家に戻るとき、断片的にだが、突然思い出して恐怖した。知らずに封印して…
人の子は、その栄光のうちに、多くの天使を引き連れて光栄の座につく。そして、諸国の人々を前に集め、ちょうど牧者が羊と雄やぎを分けるように、羊を右に雄やぎを左におく。そのとき王は右にいる人々に向かい、〈父に祝せられた者よ、来て、世の始めからあ…
●ロバート・J・C・ヤング『1冊でわかる ポストコロニアリズム』(本橋哲也訳,岩波書店) 理論の概説書ではない。「次々と異なる視点や時間を並列して積み重ねてゆき、そのあいだで互いが互いを刺激するような生産関係が生まれるようにする」(10頁)という…
先日書いたばかりのことを翻して、いくつかメモ風に書きとめる。 【ニューズウィーク】 同時通訳とか高度なことをするわけではないのだから、カバー・トゥー・カバーを目指す必要はない。スピードはもっと上げること。 【ル・モンド・ディプロマティク】 英…