本の覚書

本と語学のはなし

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月

◆『資本論』の原書を購入。マルクスをかじっておきたい。 ◆高校数学を一通り学ぶ。来月、CFAのガイドブックを始める予定。 ◆マクロ経済学の教科書を読み始める。今後はミクロ経済学、ファイナンス等の分厚い教科書を少しずつ。 ◆生活のリズムが乱れ、読書は…

セイゴオ

★松岡正剛『多読術』(ちくまプリマー新書) 図書館で借りてもよかったのだけど、本はノートであるというあたりが目に入って購入する。この著者(というか、インタビューされている人)を別の人と勘違いしていた。だったら、やっぱり借りて済ませてもよかっ…

サンテティエンヌ・デュ・モン教会

完全にスランプ状態。習慣としてやっていることは、継続している間は惰性のままに何の苦労もなく取り掛かることができるのだが、何らかの理由でいつも通りのことができない日があると、その日を境にしばらくリズムが乱れて何もできなくなる。けちのつき始め…

デザイン変更

日記のデザインをCafe-blueからFoto-blueに変更してみた。 同時にプロフィール画像を差し替え、アイコン画像も新規登録した。いずれもGreek Grammarの表紙であるが、特に意味はない。ただ、学生時代この本をかばんに入れて持ち歩かないことはなかった(古典…

山菜採り

山菜採りに行きたいという両親を車に乗せて、市外へ行く。私は送って行くだけで、採集はしない。昨年は『レイモンド・カーヴァー傑作選』(中公文庫)を読んでいた。今日は数学Ⅱ・Bの参考書を読んでいた。

『馬場敬之の合格! 数学Ⅰ・A』 〔49〕

●馬場敬之『馬場敬之の合格! 数学Ⅰ・A』(マセマ) 2回目。読むだけだが、一度手を動かして学んでいるので、それで十分頭に入る。大きな財産だ。高校数学が分かるだけでも、世界はかなり広がる。ここから先に進むのは大変かもしれないが、少なくとも視界だ…

『はじめての統計学』 〔48〕

●鳥居泰彦『はじめての統計学』(日本経済新聞出版社) 統計を根本的に理解するにはレベルの高い数学が必要である。大半の人にとって数理的理解が及ぶのは半ばまでで、仕方ないから統計は道具と割り切って使っているというのが実情かもしれない。考えてみれ…

Das Kapital

しかしまあ、買ったものは仕方がないから、行けるところまで行ってみるべきだろう。今日からマルクスの『資本論』を少しずつ、本当に少しずつ読んでみる。 参照する翻訳は、筑摩書房の『マルクス・コレクション』に収められた今村仁司・三島憲一・鈴木直訳、…

資本論

★ロバート・C・ヒギンズ『新版 ファイナンシャル・マネジメント 企業財務の理論と実践』(クロービス・マネジメント・インスティテュート訳,ダイヤモンド社) ★松原望『入門確率過程』(東京図書) ★的場昭弘『超訳『資本論』第2巻 拡大再生産のメカニズム』…

吾輩は猫である

少しずつしか読まないので全然前へと進まない『吾輩は猫である』から、ちょっと書き抜き。 元来蟷螂(かまきり)の羽根は彼の首と調和して、すこぶる細長く出来上がったものだが、聞いてみると全く装飾用だそうで、人間の英語、仏語、独逸語のごとく毫も実用…

『経済数学入門』 〔47〕

◎佐々木宏夫『経済数学入門』(日経文庫) 入門段階では必要性があまりないからということで線形代数は扱わず、微積分と確率に的を絞っている。 微積分はほぼ高校数学の範囲内なので、途中から流し読み。偏微分や不定積分と定積分の関係などは興味深く読んだ…

『マルクス入門』 〔46〕

●今村仁司『マルクス入門』(ちくま新書) 経済危機のせいか、最近マルクス入門の出版が増えているような気がする。内田樹も専門家と組んでマルクス本を出すらしい。 しかし、これは2005年の出版(今村は2007年5月没)。『マルクス・コレクション』を出すに…

カントの文体について

ハイネ『ドイツ古典哲学の本質』(岩波文庫)から長い引用。 まずい文体といえば、カントほど非難されるべき哲学者はほかにあるまい。ことにカントがその前〔『純粋理性批判』以前〕にはもっとりっぱな文体で書いていたことを思いあわせると、なおさらのこと…

Kritik der praktischen Vernunft

数学を勉強して以来、頭が冴えてきたような気がして、持続可能か否かも顧みずにカントの『実践理性批判』を読んでみた。いちいち文章が長くて入り組んでいるのは煩わしいが、辞書を引く必要がほとんどないのはありがたい。 ちょっと書き抜いてみよう。 die M…

『英文契約書の基礎知識』 〔45〕

●宮野準治・飯泉恵美子『英文契約書の基礎知識』(The Japan Times) 慣れてしまえば難しいことはないのだけど、独特の言葉遣いに最初は戸惑う。 翻訳の際には、知ってる単語も一度すべて専門用語辞典で定訳を調べないと不安である、というのはちょっと厄介…

『金融入門』 〔44〕

●岩田規久男『金融入門 新版』(岩波新書) 99年の出版だから既に古くなった記述もあるが、コンパクトにまとまっていて知識の整理にはいいのではないだろうか。姉妹編『国際金融入門』も出ているので、近いうちに読もうと思う。 が、そろそろ経済一辺倒から…

『橋元の物理をはじめからていねいに 力学編』 〔43〕

●橋元淳一郎『名人の授業 橋元の物理をはじめからていねいに 力学編 新課程版』(東進ブックス) 我慢できずに物理にまで手を出してしまった。あきれるほど易しい力学の参考書である。 物理は数学の鎧を身にまとった難解な学問である、というのが一般的な理…

『馬場・高杉の合格! 数学Ⅲ・C』 〔42〕

●馬場敬之・高杉豊『馬場・高杉の合格! 数学Ⅲ・C』(マセマ) これで一通り学んだことになる。高校数学はあまりにも簡単だった。驚愕の事実である。なぜ学生時代にもっときちんと勉強しなかったのだろうか。昨日役所時代の同期の人と話している中で図らず…

理科

★橋元淳一郎『橋元の物理をはじめからていねいに 力学編』(東進ブックス) ★橋元淳一郎『橋元の物理をはじめからていねいに 熱・波動・電磁気編』(東進ブックス) ★岡野雅司『岡野の化学をはじめからていねいに 無機・有機化学編』(東進ブックス) ★岡野…

『経済指標を読む技術』 〔41〕

◎妹尾芳彦・桑原進『経済指標を読む技術 統計データから日本経済の実態がわかる』(ダイヤモンド社) 初めて読む経済指標の本ではなかったかもしれない。指標読解技術に主眼を置くなら、もう少していねいに面白味を加えて解説してくれてもよさそうなものだが…