本の覚書

本と語学のはなし

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇』

●ポオ『黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇』(八木敏雄訳、岩波文庫) 「黄金虫」は中学の時に新潮文庫で読んだ記憶がある。数字と記号の羅列からなる暗号を英文に置き換えていく謎解きに力点があるので、当時は分かったような分からないようなもやもやした…

桐壺「藤壺」

源氏の君は、御あたり去りたまはぬを、ましてしげく渡らせたまふ御方はえ恥ぢあへたまはず、いづれの御方も、我人に劣らむと思ひいたるやはある、とりどりにいとめでたけれど、うちおとなびたまへるに、いと若ううつくしげにて、切(せち)に隠れたまへど、…

居酒屋「ギロチン」

Tous poussèrent un cri d’horreur. En voilà un, par exemple, qu’ils seraient allés voir raccourcir avec plaisir ! Non, la guillotine, ce n’était pas assez ; il aurait fallu le couper en petits morceaux. (p.321) みんな恐怖の叫びをあげた。ま…

ブックカバー

学生時代に書店でアルバイトをした頃からお付き合いのある衿さんから、お母さん手作りのブックカバーをいただいた。片面は日本の国旗や富士山、東京タワーなど、もう片面はもろもろの国の国旗や自由の女神、ピラミッド、ビッグ・ベン、凱旋門などの図案。手…

雪かきと古典文学の休止

19日に畑を覆う雪に3条の溝を掘り、土をのぞかせて、雪の消え方を観察する。気温がそれほど上がらなかったのと、直射日光が当たりにくいのとで、期待したほどのスピードでは消えないが、効果がないこともない。今日はさらに溝を2条増やし、畑の縁の土も出し…

桐壺「詩的」

月は入り方の、空清う澄みわたれるに、風いと涼しくなりて、草むらの虫の声々もよほし顔なるも、いと立ち離れにくき草のもとなり。(桐壺8) 月は沈みかけるころで、空は一面美しく澄みきっているうえに、風がまことに涼しくなって、草むらの虫の声々が涙を…

雪かき終了

昨日始めた家庭菜園用畑の雪かきを終了する。私は隣と裏の境界から1メートルくらいの雪を運び出す。残る半分の雪を、父は我が家の壁の方に投げ捨てる(先が見えると俄然動き出す)。おかげで畑の上はきれいに平らになったが、壁際に積まれた雪をどうするつも…

またも雪かき

畑の雪かきがほとんど進んでいない。せっかく壁際を空けたのに、父は雪山を崩してそのスペースに雪を落とし込み、そのまま何の処理もしない。まだ雪の量が多すぎたのだろう。 いまだに指の関節に痛みを感じているのだけど(特に朝起きた直後)、しばらく塾か…

授業見学

今日も歩いて塾へ行き、高校2年生の英語の授業を見学する。 私が属しているのは、高校1、2年生のクラス授業を行うところ。1年生は学校別にクラス分けをし、2年生は文系と理系を各々上下に分ける。見学したのは、2年生の文理合同(訳あって今日だけ合同)の下…

顔合わせ

塾に行き、高校生部の担当者と顔合わせ。2年生の数学も教えることができるものと思い込んでいたようだが、総務の人に春講習で新入生に導入部をやってもらえないかと言われたから受けただけだと伝える。 そもそも高校生部の講師は英語か数学のどちらかしか教…

タイム購読継続

ようやく雪かきの疲れも取れてきたので(関節へのダメージはまだ残るが)、塾の仕事も考慮しながら日課に取り入れたいものを全部やってみた。まだ勤務がどうなるか分からない。今後配置を変えたり、削ったりする必要も出てくるだろう。何の予定もない今日で…

急展開

塾から電話がある。この前届いた勤務希望表の催促だろうか、提出期限はまだだいぶ先のはずだが、と思っていたら、高校に入学したばかりの生徒に数学を教えることは可能かと聞いてくる。不安はあるが、私に聞いてくるのだからその程度のレベルなのだろうと思…

桐壺「はじめました」

とうとう『源氏物語』を始めた。小学館の新編日本古典文学全集第20巻。まだ最初の大段落(大きい段落には番号と見出しがついている)を読んだだけだが、『枕草子』よりも明晰な文章であるという気はする。 父の大納言は亡くなりて、母北の方なむいにしへの人…

『原色小倉百人一首』

●鈴木・山口・依田『朗詠CDつき 原色百人一首』(文英堂) 買った時にも書いたが、*1現代語訳、作者紹介、語句や文法の説明、全文の品詞分解、鑑賞などを1首につき1ページ(たまに見開き2ページ)に収めている。全部カラーで、写真つき。和歌の世界をイメー…

最後の雪かき(予定)と百人一首「秋風」

下屋根ほどの高さまで積み上がった雪を掘り、壁やガラス戸から1メートルくらいを何とか空けた。思いのほか大変で、1日がかりの作業になってしまった。これで私の雪かきは終了。 家庭菜園用畑の上にはまだ大量の雪が堆積しているが、今日空けた空間だけでも融…

結局雪かき

昨日削ぎ落としたのに、ふたたび大屋根の端から雪庇が大きくせり出した。その一部が下屋根に落下した。気温が高くなって雪は柔らかくなっているとは言え、なかなかの衝撃だ。雪庇用スコップを買いに行くのが面倒くさかったので、残った部分は普通のスコップ…

雪庇

今日は雨が少し降っていたので、雪かきはしない。体全体に疲れが溜まっているし、指、ひじ、足首の関節が痛むので、ゆっくり休養する。雪が降っていた頃は何もしなかった父が、先が見えてきたせいだろうか、俄然雪をいじりたくなったようなので、スピードも…

廃車

車屋から連絡が来た。修理と車検と合わせると25、6万円。異音も確認できるので、もっとかかるかもしれない。腐食も進行している。今後もいろんなトラブルが生じる可能性が大きいと言う。この車を持ち続ければいつなんどき大きな出費を強いられるか分からない…

『枕草子』

●『新編日本古典文学全集18 枕草子』(松尾聰・永井和子校注・訳、小学館) 富井健二の2冊の古文参考書*1を終えて何か読んでみたくなり、たまたま持っていた小学館の訳注つき全集の『枕草子』を始めたのが昨年の9月4日。*2慣れるにしたがいスピードもアップ…

枕草子「下衆女」

をかしと思ふ歌を草子などに書きておきたるに、言ふかひなき下衆のうちうたひたるこそ、いと心憂けれ。(290 をかしと思ふ歌を) おもしろいと思う歌を帳面に書きつけておいたのに、お話にもならない下衆女が、その歌を気軽に口にしたのは、とてもいやなもの…

車の故障

今年に入ってからエンジンのかけ始めの音が異常に大きかった。しばらく走ると落ち着いてくるので、大事という程ではないのかもしれないと思った。今日も銀行に行って、本屋の駐車場に車を入れようとするまではそう思っていた。 しかし、バックをしようとした…