本の覚書

本と語学のはなし

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

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★馬場敬之・高杉豊『合格!数学Ⅰ・A 実力UP!問題集』(マセマ) ★馬場敬之・高杉豊『合格!数学Ⅱ・B 実力UP!問題集』(マセマ) ★馬場敬之・高杉豊『合格!数学Ⅲ・C 実力UP!問題集』(マセマ) 今『合格!数学Ⅰ・A』*1を読んでいるのだけど、さすがに3回…

居酒屋

何度も同じことを書いているが、ついつい忘れてしまうのでもう一度書いておく。今後の読書の中心は原典講読である。目標は英語を自由に読み、フランス語を着実に読み、ドイツ語とギリシア語とラテン語を忘れないこと。 ゾラの『居酒屋』から。 Puis, comme l…

『ノア・ノア』

●ポール・ゴーガン『ノア・ノア タヒチ紀行』(前川堅市訳、岩波文庫) ゴーガン(ゴーギャン)はタヒチに2回行っているが、これは最初の時の記録。文明と因習のフランスを逃れて海を渡り、白人の住む地区を逃れて奥地に分け入り、原住民と共に暮らす。旅に…

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★井上香緒里&できるシリーズ編集部『できる PowerPoint 2010 Windows 7 / Vista / XP 対応』(インプレスジャパン) だんだん実務翻訳のために投資をするのが空しくなってきた。 A社はトライアルを提出してから合格通知が来るまで2か月かかった。その後契約…

『ボリス・ゴドゥノフ』

●プーシキン『ボリス・ゴドゥノフ』(佐々木彰訳、岩波文庫) 120ページほどの史劇。薄さへの逃避だ。プーシキンは読めば面白いことは分かっていたけど、これまでなんとなく手が伸びずにいた。これが初めてのプーシキン。猛暑の効用である。 時代は16世紀末…

『幽霊船 他一篇』

●ハーマン・メルヴィル『幽霊船 他一篇』(坂下昇訳、岩波文庫) 部屋の整理に4日を費やし(売る予定の本を段ボールに詰めるところまででいったん終了)、火曜日から読書を再開したのだけど、毎日異常に頭が重くて集中できない。直ぐに眠くなる。せっかくの…

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★ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズⅠ』(丸谷才一ほか訳、集英社文庫) ★LE MONDE diplomatique, Juillet 2010 金曜の午後から大がかりな部屋の整理に取り掛かっている。机にふさがれて開くことのなかった扉を開け昔の品をすべて取り出し、段ボール収納を廃…

『MY BEST よくわかる日本史』

●石川昌康・野島博之『MY BEST よくわかる日本史』(GAKKEN) 東進ブックスの『一目でわかる日本史ハンドブック』を使っていたこともあったが、カラー図版がたくさんある方が楽しいし分かりやすい。別冊の資料編には現代語訳もついていて便利だ。一般常識と…

『愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える』

●マンシェット『愚者あほが出てくる、城寨おしろが見える』(中条省平訳、光文社古典新訳文庫) 馴染みのない分野の本だが、これを買ったのはフランスものであれば何でも手を出していた頃のことである。たまに読むと面白い。…それ以上の感想は特にないので、…

『20世紀イギリス短篇選(下)』

●『20世紀イギリス短篇選(下)』(小野寺健編訳、岩波文庫) 下巻*1は1950年代から70年代にかけて発表された作品から集められている。同時代の文学をほとんど読まない私には、本当にありがたい企画だ。 しかし、アンソロジーの編集時期が80年代であるため、…

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★ハーマン・メルヴィル『幽霊船 他一篇』(坂下昇訳、岩波文庫) ★『ホーソーン短篇小説集』(坂下昇編訳、岩波文庫) 岩波文庫の新刊と復刊からめぼしいものを追いかけるだけでも、本を増やさないという原則にやすやすとひっかかりそうだが、メルヴィルはど…

『ビリー・バッド』

●メルヴィル『ビリー・バッド』(坂下昇訳、岩波文庫) ビリー・バッドは商船から軍艦へと強制徴募された、単純素朴で無垢な男であった。彼を妬む兵曹長は、ビリーが反乱を企んでいると艦長に讒訴する。弁明を求められるビリーは、しかしこんな時には吃る癖…

『フランク・オコナー短篇集』

●『フランク・オコナー短篇集』(阿部公彦訳、岩波文庫) フランク・オコナーはアイルランドの作家。IRAと関わりを持ち、1922年から23年にかけて当局に身柄を拘束された経歴も持つ。 イエイツは彼を「アイルランドのチェーホフ」と呼んだそうだが、短篇の名…

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★メルヴィル『ビリー・バッド』(坂下昇訳、岩波文庫) 駅東口の本屋に置いてあるのはずっと前から気づいていたが、直ぐに読まない本は買わないと決めたので(買ったまま積読になっているものも若干あるが)、時々手に取っては棚に返していた。しかし、ネッ…

『海に住む少女』

●シュペルヴィエル『海に住む少女』(永田千奈訳、光文社古典新訳文庫) 大人のための童話集。悪意や殺人まで描かれるが、全体に死に親しんだ者の孤独がにじみ出ている。 「飼葉桶を囲む牛とロバ」はイエス誕生の場にいた2匹の動物の物語。牛とロバは草を食…

『20世紀イギリス短篇選(上)』

●『20世紀イギリス短篇選(上)』(小野寺健編訳、岩波文庫) 上巻ではほぼ第2次大戦中までの作品を集めている。モーム、フォースター、ウルフ、ジョイス、ロレンスらよく知られた作家だけでなく、ふだんほとんど読む機会のない人たちまで紹介されている。並…

『財務3表一体分析法』

●國貞克則『財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方』(朝日新書) 『財務3表一体理解法』*1の続編。お金を借りたり、仕入れをしたり、売ったりという一つひとつの行為が、その都度どのように決算書に影響を与えるか、3表の相互関係にも留意しつ…

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★Goethe『Faust Erster und Zweiter Teil』(insel taschenbuch) ゲーテ『ファウスト』の合本。ついつい買ってはみたものの、英仏以外の言語はどうしようか迷っている。暇な今でさえ迷っているのだから、未来があるとは思われない。 ギリシア語とラテン語は…