本の覚書

本と語学のはなし

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月

退職願を出して、新生活に向けて一気に加速した感じ。 仕事も一番大変な部分はもう終了した。あとは細々したことを片付けながら、引継ぎの準備をする。肉体労働もちょっとある。少しは有給も消化したい。 あと一か月。 【語学】 ◆それほどはかどりはしない。…

たくらみ

このところ精を出して働いたために、残りの仕事の大半は終わってしまったような気がする。 やることがなくなるとまた気力が萎えそうなので(上司たちの馬鹿さ加減に既に萎えてはいるのだけど)、ペースを落としてゆっくり働くことにしよう。 ちょっと休もう…

『カルチュラル・スタディーズ入門』

●上野俊哉/毛利嘉孝『カルチュラル・スタディーズ入門』(ちくま新書) 結局カルスタってどうしたらいいのかよく分からなかったが、姉妹編の『実践カルチュラル・スタディーズ』も買って持っているので、近い内に読むことにしよう。 しかし、いずれにしろカ…

元気

生保の担当者に、4月から給料を貰わなくなる旨伝える。 「お元気ですか」と言われる。くびになったと思ったのだろうか。まあ、横領からセクハラから職務怠慢まで、我が自治体の職員たちも競うように不祥事を引き起こしているし、一般に公務員を辞めるのはよ…

投函

大学翻訳センターの翻訳通信講座の申し込みハガキを投函した。 退職までまだ1か月あるのだが、2月中に申し込むと「Newsweek」が40週分プレゼントされる。釣られてしまった。

『翻訳家の仕事』

●岩波書店編集部編『翻訳家の仕事』(岩波新書) 玉石混交というか、翻訳者が名エッセイストとは限らないというか、嫌味な自慢を垂れ流すしかできない人もいるというか、謙遜を装ったふうな自慢が一番不潔に見えるというか、でも、いろんな翻訳者のつぶやき…

Iliad, 11-12

〔原文〕 οὔνεκα τὸν Χρύσην ἠτίμασεν ἀρητῆρα Ἀτρεΐδης. 〔松平訳〕 アトレウスの子が祭司クリュセスを辱めたことを… 〔ロエーブ英訳〕 for that upon the man Chryses, his priest, had the son of Atreus wrought dishonour. 「ἀρητῆρα」につけたClyde Ph…

アンケート

月曜日に受けたメンタルヘルス研修のアンケートを書くようにとのメールが来た。 役所に入った頃は、この手のアンケートにはいつも辛口のコメントをおよそ役人らしくない文体で綴っていたものだが、決して本音を書いてはいけないことを知ってからは、体裁を整…

変更

長年警告を無視し続けてきたけれど、とうとう今日、銀行の暗証番号を変更した。 このところ、睡眠時間を割いて結局何も出来ない日と、睡眠不足で何も出来ずに寝てしまう日が交互に繰り返される。つまり、何もしていない。暗証番号の変更を話題にしなくてはい…

ボランティア

人事課から退職関係の書類が届く。ところが、提出しなさいと書いてある書類が全部届いたわけではない。自由な様式でいいわけでもなさそうだ。入れ忘れだろうか。 よく見ると、これは人事課の中のある係から来たものである。届いていない書類は別の係の担当だ…

俳句嫌い

地元の文芸誌の応募作品に一通り目を通す。気がついたことを箇条書きで。 ■辞書を引かない。誤字が多い。存在しない漢字も多数見かける。 ■言語感覚がおかしい。文芸作品に親しんでいる形跡がない。 ■形式無視の定型詩が多い。意図的でないものが大半である…

雑記

出勤前に『翻訳家の仕事』(岩波新書)を読む。 多分最後の研修を受ける。メンタルヘルスについて。私の年代の職員が皆、この3日の内に受講することになっているらしい。東京からわざわざ専門家を呼んでいるのだが、短い時間なので、図式的で紋切り型。あま…

★柳父章『翻訳語成立事情』(岩波新書) ★小松達也『訳せそうで訳せない日本語 きちんと伝わる英語表現』(ソフトバンク新書) ★トルストイ『人生論』(原卓也訳,新潮文庫) ★トルストイ『光ある内に光の中を歩め』(原久一郎訳,新潮文庫) ★トルストイ『…

意外と早く手続きが終わったので、地元で一番大きいらしい本屋に行く。 ★ジェイムズ『ねじの回転 デイジー・ミラー』(行方昭夫訳,岩波文庫) ★コンスタン『アドルフ』(大塚幸男訳,岩波文庫) ★スタンダール『アンリ・ブリュラールの生涯』上・下(桑原・…

退職者相談会

まだまだ雪は、降るわ降るわ。 組合の退職者相談会に出かける。共済の出資金返還と、労金の一般財形、個人年金の解約の手続きをするだけのこと。ついでに、労金のキャッシュカードも作ってもらうことにした。 これが当面の私の生活の資金。

カルボキシル基

若者を集めて会議。人を集める仕事はこれでおしまい。あとは4月のイベントの準備や補助金の処理など、内にこもってやっていればよい。 それから、本来私の仕事ではないのだけど、地元の文芸誌の校正を頼まれている。誤字脱字、誤用を見る。 誤用の場合、直…

Le Monde

久し振りに「Le Monde」を読む。 いつもの癖で、折り目のところにカッターを入れ、1枚1枚四つ折にする。だが、今のスタイルにはそぐわない感じ。「Nikkei Weekly」も「日経ヴェリタス」もそんなことはしないのだから、そのまま読むことにしよう。

山の仕事

猛吹雪の中、外回り。 坂道で車が滑ると思ったら、四駆になっていなかった。ブレーキをかけると、ガリガリ嫌な音がするし、なかなか止まってくれない。地吹雪のために、どこまでが道路なんだか分からない。 遭難するかと思った。

確認

・語学の中心は英仏。 ・財布との相談にはなるが、「Le Monde」を継続したい。 ・独希羅は休日のみ。4月以降も。 ・希はまたもや『イーリアス』を最初から。叙事詩は中断が多くても大丈夫。 ・これで英仏独希羅の全てで文学を読むことになる(英仏は時事経…

生きる

今回の長兄は失踪したわけではなかった。失業してお金がないので、部屋でうずくまっていただけのことらしい。 この人も相当病んでいる。他人事ではない。 だからといって、急に兄弟愛に目覚めるなんていうことはなくて、他人のように暮らしていく方がお互い…

『サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉』

●春山昇華『サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉』(宝島社新書) 分かりやすくてよい(ついでに、日本のバブルが何だったのかも少し分かった)。 サブプライムというのは低所得者向けの住宅ローンであるわけだけど、それがアメリカの単なる住宅バ…

『アンナ・カレーニナ(中)』

●トルストイ『アンナ・カレーニナ(中)』(中村融訳,岩波文庫) 本当は全部読み終えてから感想を書きたいところだが、一時挫折したりして長丁場になっているので、とりあえず中巻読了の報告を。 初めて読んだ中学生の時も、相当時間を掛けた記憶がある。と…

相続

明日、母が東京の長兄のところに行くというので、高速バスや鉄道を調べる。 この兄の姿は最近見ない。父が倒れてから、一度も帰省していないような気がする。今年に入ってからは完全に音信不通らしい。その昔は新興宗教にはまって何年も行方をくらましていた…

ジーザス

仕事の方は、ラストスパートに向けてやっとエンジンが掛かってきた。 前からTO-DOリストは作ってあったのだけど、改めて手帳に書き出してみて、そうゆっくりもしていられないと思う。あとを濁さないためというのではなくて、退職後に電話など寄こされたくな…

今更ながら不調

昨日、来年度の機構改革案が発表になった。我々の職場は、縮小方向のターゲット。三つの係が一つに統合される。仕事が回るのかどうかも覚束ない。 今日、上司よりその内容について若干の説明がある。予想よりもはるかに酷いことになりそうだ。退職願を出して…

英語本

★斎藤兆史『翻訳の作法』(東京大学出版) ★斎藤兆史『英文法の論理』(日本放送出版協会) ★斎藤兆史『英語の味わい方』(日本放送出版協会) 語学は文法のパズルではない。味わうところまで行かなくては、もったいない。

泡盛ロック

元の職場の人と飲み会。以前校正をした文章が小冊子に載り、謝礼が出たというので、それを酒代にする。 私の退職のことは知っていた。今更なので反対はされない。他の人にはなかなかできることではないらしいので、反対するのはもったいないような気にもなる…

★柴田元幸『生半可版 英米小説演習』(研究社) 退職願を提出した日に届いた本として生涯記憶されるだろう…。なんてことはなくて、きっと直ぐに忘れ去られるに違いない。辞めることに何の感動もないのだ。 しかし、辞めたその先こそが重要である。文芸翻訳を…

退職願

とうとう退職願を上司に手渡した。 かしこまってモゴモゴしゃべると、上司はどう対応したものやら分からずに笑みを漏らす。まったくそそっかしい奴で相すみませんとばかりに、私も笑顔を作る。 上司とは言っても、私はこの人と話をしたことがない。昨年のと…

日経ヴェリタス

「日経ヴェリタス」購読の申し込みをした。 サンプルを見る限り、金融に特化しているとは言っても、金融工学の数式で埋め尽くされているわけではないし、決して読めないわけではない。分からないところがあれば、その都度調べればよい。むしろ、面白そうだ。…