本の覚書

本と語学のはなし

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月

◆暑さにめげる。やることを減らす。日記を書かなくなる。 ◆図書館通いを午前に変更。英語もフランス語もかなり読めるようになって来てはいるのだけど、何かが足りない。本当に読めているという自信もないし、この生活に入る前に想像していたような無上の喜び…

八木敏雄

★ポオ『黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇』(中野好夫訳,岩波文庫) ★ポオ『黄金虫・アッシャー家の崩壊』(八木敏雄訳,岩波文庫) ★ポオ『ユリイカ』(八木敏雄訳,岩波文庫) ★メルヴィル『白鯨』上・中・下(八木敏雄訳,岩波文庫) ★木部均監修・岩瀬…

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』

●J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳,白水社) 「誰かさんと誰かさんが麦畑」というあの歌すら私はよく知らないのだけど、あの歌の初めのところのイメージだけでもう『ライ麦畑』は『ダフニスとクロエー』みたいなブコリックな…

朝から図書館

午前中に図書館に行ってみる。午後からではあんまり暑い。苦行が目的ではないのだ。 図書館が開くのは9時半。家から徒歩でちょうど30分の距離なので、9時に出掛ける。開館と同時に入り、まだ誰も読んでいない「日経新聞」にさっと目を通した後、「ニューズウ…

新モデム

借り物のADSLモデムの調子が悪くて、インターネットに接続しにくい状況がずっと続いていた。一昨日とうとう一切繋がらなくなったので、昨日サービスセンターに電話したら、あんたのモデムは古いから交換してあげるよということで、今日新モデムが届く。 今の…

『小説「聖書」旧約篇』

●ウォルター・ワンゲリン『小説「聖書」旧約篇』(仲村明子訳,徳間書店) 550ページで上下二段組。思っていた以上に長かった! それでも訳文がこなれていれば良かったのだが、ところどころかなり稚拙で読みにくい。自分の演習の答案みたいで気恥ずかしくな…

Ich liebe

夏バテ気味で、今日はたっぷりと昼寝する。 パソコンもだんだん調子がおかしくなってくる。昨日は二階の窓から地面に叩きつけて壊してしまおうかと考えたほどだ。というのも、ワードやエクセルを開くのが大の苦手で、ひどい時は立て続けに五六遍失敗する。開…

『FX革命!』

●南緒『短期間で爆発的に儲かるハイレバレッジ投資法 FX革命!』(扶桑社) FXは投資ではなく投機であると考える著者によるハイレバレッジ礼賛の本なので、危険と思う人もいるだろうが、ハイレバレッジを掛けるか否かは自分で判断すればいいのであって、要は…

『FXで儲ける21の差』

●FROM EAST 証券監修,FXトレーディング研究会編『勝ってる人はここが違う !! FXで儲ける21の差』(ダイヤモンド社) FXを始めて2日で10万以上簡単に利益が出たので、これで食いっぱぐれることはないと思っていたら、突然の円高とそれに続く反発に対応でき…

『テレーズ・デスケルウ』

●モーリアック『テレーズ・デスケルウ』(遠藤周作訳,講談社文芸文庫) 個人的な事情で集中して読むことが出来なかったので、感想は書けない。 しかし、再読することはなさそう。テレーズ・デスケルウ (講談社文芸文庫)作者:フランソワ・モーリアック発売日…

『金融英語入門』

●柴田真一『金融英語入門』(東洋経済新報社) 再読。前回読んだのは、ほとんど金融のことが分からなかった頃である。 もともとベースになっているのはメールマガジンなので、内容は詳細ではないけれど、簡潔に要点を押さえている感じがとてもよい。 次は、…

FXデビュー後記

FX日記ではないので今後は一々記録する積もりはないのだが、夕べ、もう二回往復の取引をして、それぞれ16,000円と15,000円の利益を得る(昨日の本代は優に取り返した)。 これは主婦が夢中になるわけだと思った。私が扱ったのは、カナダドル/円、豪ドル/円…

英語ライティングとFX

★ケリー伊藤『英語パラグラフ・ライティング講座』(研究社) ★ケリー伊藤『英語ライティング実践講座』(研究社) ★三菱総合研究所編『排出量取引入門』(日経文庫) ★今瀬ヤスオ・今瀬オサム『ネットで稼ぐ人のための日本一わかりやすい確定申告!』(ライ…

FXデビュー

★高橋敏則監修『フリーランス・個人事業主の青色申告スタートブック』(ダイヤモンド社) ★西木敏明監修『経理実務がぜんぶわかる本』(成美堂出版) ★勝間和代『決算書の暗号を解け!』(ランダムハウス講談社) ★今井雅人『外国為替トレード 勝利の方程式…

昨日

昨日は母と東京に行き、兄の部屋の片付けをした。 蔵書の処理には一番困ったが、近くの古本屋が引き取りに来てくれた。チベット仏教や速読や整体に関するものが多い。どこかの速読教室の恐ろしく高価なテキストなんかもあった。英語や中国語にも関心があった…

今日

午前中は疲れのため完全にダウン。 午後からリハビリのため図書館へ。今日の勉強はこれだけだが、図書館で「ニューズウィーク」と「ディプロマティク」を読んでおけば、最低限のことはしたことになる。 我が三兄弟は、長男が宗教がらみで二度失踪。次男が高…

紀伊國屋

★Laclos『Les Liaison dangereuse』(folio classique) ★Flaubert『Madame Bovary』(folio classique) ★André Gide『La Porte étroite』(folio) ★Jean-Paul Sartre『La Nausée』(folio) ★Zola『Nana』(Le Livre de Poche classique) ★François Maur…

夏雲

雲の写真を撮るまでは、いつでも積雲か積乱雲が見られるものと思っていた。大学に入った頃から空を眺めなくなったせいで、高校時代の夏の雲ばかりが目に焼きついているのだろう。空を眺めることは背後世界へ溶け込むことを意味しているように思われて、5月…

仏構文とFX

★久松健一『これは似ている! 英仏基本構文100+95』(駿河台出版社) ★松田哲『FXの教科書』(扶桑社) ★南緒『FX革命!』(扶桑社) ★FXトレーディング研究会『勝ってる人はここが違う !! FXで儲ける21の差』(ダイヤモンド社) 『英仏基本構文』は英語を…

『財務諸表入門』

●佐々木秀一『ベーシック 財務諸表入門 第5版』(日経文庫) 会計を本格的に学ぶ積もりはない。決算書が少々分かれば、企業診断の足しにもなるだろうという程度だ。 そこで易しそうなこの本を手にしたのだが、途中から何を言っているのか分からなくなり、つ…

『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』

●きたみりゅうじ『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』(日本実業出版社) 申告書の書き方とか帳簿のつけ方を学ぶための本ではない。「ぶっちゃけどこまでが必要経費?」というような節税に関する疑問を、税理士の先生にぶつけて…

詩の思い出

昨日は詩の思い出を過少申告していた。 ギリシア・ローマ文学を学ぶなら、詩と付き合わざるを得ない。ホメロスもギリシア悲劇も韻文で書かれているのだし、授業で扱われたピンダロスやカトゥルルスに頭を悩ましたこともあったのだ。しかし、古典文学が韻文で…

★『フランス名詩選』(安藤元雄・入沢康夫・渋沢孝輔編,岩波文庫) ★『イギリス名詩選』(平井正穂編,岩波文庫) ★『アメリカ名詩選』(亀井俊介・川本皓嗣編,岩波文庫) ★『ドイツ名詩選』(生野幸吉・檜山哲彦編,岩波文庫) ★山田博志,フランク・ヴィ…

PIGS

欧州中央銀行が政策金利の引き上げを決定し、市場調節金利を0.25%上げて4.25%とする、という記事が今朝の日経新聞の一面に載っていた。 今日読んだ「ニューズウィーク」の記事は、欧州の金利が上がれば、EUの南北間でさらに格差が広がるというような内容。…

『イスラム金融入門』

●門倉貴史『イスラム金融入門 世界マネーの新潮流』(幻冬舎新書) イスラム金融とは、簡単に言えば、イスラムの教えに基づいた利息のない金融のこと。基本形態は、「ムラーバハ」「イジャーラ」「ムダーラバ」「ムシャーラカ」の4つ。 ムラーバハは、銀行…

Bel-Ami

『ベラミ』の杉訳は、予想以上に古臭かった。それが結構おもしろい。 □Les femmes avaient levé la tête vers lui, trois petites ouvrières, une maîtresse de musique entre deux âges, mal peignée, negligée, coiffée d’un chapeau toujours poussiéreux…