2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧
◆修業の第1段階は終了したような気がする。まだ翻訳者を名乗るほど十分な実力を蓄えたとは思わないけど、現在のやり方を続けても、翻訳の力にしろ金融経済の知識にしろこれ以上飛躍的に伸びていくとは思われない。あとは実践を通じて勉強するしかない。 ◆11…
★「週刊エコノミスト」2009年10月6日号(毎日新聞社) 試しに買ってみた。週刊東洋経済や週刊ダイヤモンドの方が視覚的にはきれいで分かりやすいが、「読ませる」のは週刊エコノミストだろうか。しばらく毎週どれか1誌を購入してみたい。 日経ヴェリタスは少…
★日本経済新聞社編『経済指標の読み方』上・下(日経文庫) 辞書的に使うために購入。『日経新聞の数字がわかる本』も買ってもいいかも。日経文庫A1 経済指標の読み方(上)発売日: 2004/01/17メディア: 文庫日経文庫A2 経済指標の読み方(下)発売日: 2004/01/1…
続くかどうか分からないが、春秋社の新道元全集第14巻を読み始めた。 先ずは『普勧坐禅儀撰述由来』。原文は漢文。長い歴史があるから、研究も進み、読み方も定まっているのかと思いきや、旧全集と比べるとだいぶ読み下し文が違う。 冒頭部分を並べてみる。 …
◎小宮一慶『日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える』(日経BP社) 月曜日の日経新聞には「景気指標」という数字ばかり羅列されたコーナーがある。この本では、各指標の定義と見方、他の指標との関連などを解説しながら、数字から仮説を立て…
●石村園子『やさしく学べる線形代数』(共立出版) 高校数学の中でも行列とベクトルはあまり好きじゃない。線形代数はそれを発展させたようなものなので、ほとんどわくわくすることもないまま、技術的な展開を目で追うだけだった。 しかし、相変わらず石村園…
●トルーマン・カポーティ『カポーティ短篇集』(河野一郎編訳,ちくま文庫) どれも面白いものの、強烈な印象が残るというほどではない。翻訳を読んで書くべき感想ではないかもしれないが、原文で味わうべき作家なのだろう。 今後文学は英語かフランス語でし…
★青本和彦ほか『岩波数学入門辞典』(岩波書店) ★本間龍雄監修,高橋渉編『数学定理・公式小辞典』(聖文社) ★竹内外史『集合とはなにか』(講談社ブルーバックス) ★佐藤勝彦『「量子論」を楽しむ本』(PHP文庫) ★佐藤勝彦『宇宙はわれわれの宇宙だけで…
◎井出正介・高橋文郎『ビジネス・ゼミナール 経営財務入門 第4版』(日本経済新聞出版社) 今日は図書館で本を読んだり雑誌を見たりするだけで、本屋には行かなかった。バランスが重要である。 図書館だと思い切って斜め読みできる。『経営財務入門』は分か…
自宅から若干遠くにある図書館に行き、『岩波数学入門辞典』を見てきた。しばらく『数学小辞典』と比較する。後者も捨てがたいが、とりあえずは前者を購入しようと決める。向かいの席で本を読む老人は、高校時代の国語の先生によく似ていた。たぶん間違いな…
★日本証券アナリスト協会編,太田八十雄ほか著『基本証券アナリスト用語辞典』(白桃書房) ★石村園子『やさしく学べる離散数学』(共立出版) 今日は目的買いであって、衝動買いではない。 この他に、かなり気が早いけど手帳も買った。翻訳の受注から納期ま…
図書館へ通うのに使っていたS川沿いの土手が、工事のため通行止めになる。迂回しても大して距離が増えるわけではないけど、これを機に時間割を変更することにした。 午前中に新聞、歴史参考書、英文雑誌を読み、通信講座も終えてしまう。午後からの時間はた…
●『たいした問題じゃないが イギリス・コラム傑作選』(行方昭夫編訳,岩波文庫) 20世紀初頭に活躍した4人のエッセイスト、ガードナー、ルーカス、リンド、ミルンの仕事を紹介する。彼らの英文は、昔は読解のテキストとして広く使われ、対訳本も出版されてい…
●夢野久作『ドグラ・マグラ』上・下(角川文庫) 心理遺伝の押し売りのような内容で、そこにリアリティを全く感じられない私にとっては、かなり退屈な読みものであった。小説がポリフォニーでなくてはいけないということはないが、一つの観念に支配された一…
左脇腹に昔から小さな袋状のできものがあって、体調が悪いと膨れ上がり、体調が戻ると凋んで何事もなかったかのように目立たなくなる。まったく気にもしていなかったのだけど、今年に入ってそれが肥大化し始めた。近頃寒い夜が続いて体を冷やしたら、水風船…
いい歳なんだから、もうそろそろいろんなことに手を出すのはやめて、中心に来るべきものを中心にしっかり据えようという話。12月中旬以降のためのメモだが、大部分は現在にもあてはまる。 【仕事】 a) 通信講座の終了する12月中旬頃から、金融を中心とする実…
●石村園子『やさしく学べる微分積分』(共立出版) 高校の復習気分でスタートし、2変数関数の微分積分まで学ぶことができる。偏微分や重積分の記号など、知らないとそれだけで尻込みしてしまうが、分かってしまえば何ということはない。 証明を完全には理解…
鴎外の短篇に、ヨーロッパ人も鼻くそをほじることを書籍の中に見つけ出した旨報告をする、『大発見』という文章がある。これについてはいつかどこかで紹介したこともあるが、何も発見という事実だけがこの文章の妙味ではない。最初から最後まで人を喰ったユ…
イーヴリン・ウォーの『大転落』はそれほど捗っていない。今のペースでは今月中の読了は厳しい。翻訳は岩波文庫の富山太佳夫のもの。 Two hours later the foreman in charge of the concretemixer came to consult with the Professor. He had not moved fr…
久し振りに『資本論』。第1版序文の文章について、岩波文庫の向坂逸郎訳と筑摩書房「マルクス・コレクション」の今村・三島・鈴木訳を比べる。 Neben den modernen Notständen drückt uns eine ganze Reihe vererbter Notstände, entspringend aus der Fortv…
●マッテオ・モッテルリーニ『経済は感情で動く はじめての行動経済学』(泉典子訳,紀伊國屋書店) 経済学ではふつう、合理的・自制的・利己的なホモ・エコノミクスを仮定して理論を組み立てる。しかし、実際の人間はホモ・エコノミクスなんかではない。感情…