本の覚書

本と語学のはなし

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年9月【振り返り】

【聖書】 ▼フランシスコ会訳聖書。先月からずっとヨブ記のまま。つまり、ほとんど読んでいない。 ▼各言語の専門も決まって、必要な本もある程度揃った。そろそろまた聖書とキリスト教の研究を中心に据え直さなくてはいけない。 【語学】 ▼各言語の専門を決め…

シャーロック・ホームズ全集 第1巻 序曲/コナン・ドイル

シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第1巻) 序曲作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 第1巻はベアリング・グールドによる序文のみ(これが第2巻の半ばまで続く)。 ホームズの実在を仮定する話になると、ちょっとついて行けな…

シャーロック・ホームズ全集 第3巻 緋色の研究/コナン・ドイル

シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第3巻) 緋色の研究作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 ベアリング-グールドが詳しい注と解説を書いた、シャーロキアン必携の全集である。 事件発生順に配列されている。書かれた順でも発…

晩年の十年間を幸せに過ごした。では、さようなら。【英語・フランス語】

せっかく専門を決めたことだし、今読んでいるものは一旦中断して、優先的に読むべきものに取りかかることにした。 The Annotated Sense and Sensibility作者:Austen, Jane発売日: 2011/05/03メディア: ペーパーバック分別と多感 (ちくま文庫)作者:ジェイン …

読者よ、これは嘘偽りのない真正直な書物です【フランス語】

シャーロック・ホームズ全集―詳しい解説/楽しい注/豊富なイラスト (第2巻) 最初の事件作者:コナン・ドイルメディア: 単行本 ホームズを研究しようとすると、案外お金がかかる。少し立ち止まって、冷静に考えてみる必要があるのではないか。 購入済みの全集に…

自らは消えて行かなければ【ラテン語】

Confessions, Volume I: Books 1-8 (Loeb Classical Library)作者:Augustine発売日: 1912/01/15メディア: ハードカバー告白録 (キリスト教古典叢書)作者:アウグスティヌス発売日: 2012/03/01メディア: 単行本 アウグスティヌス『告白』第4巻第10章16より。 S…

聖母マリヤ/植田重雄

聖母マリヤ (岩波新書)作者:植田 重雄発売日: 1987/03/20メディア: 新書 ヨーロッパにおけるマリア崇敬のあり方を、地母神や伝承や習俗や図像などの観点から紹介する。神学的マリア論ではなく、民衆の間で愛されてきたマリアを宗教学的に掬い上げる試みであ…

ブラウン神父の童心/G. K. チェスタトン

ブラウン神父の童心【新版】 (創元推理文庫)作者:G・K・チェスタトン発売日: 2017/01/12メディア: 文庫 子どもの頃に学校の図書館で借りたブラウン神父が忘れがたい。どの話が収められていたか記憶は定かでないが、「青い十字架」や「奇妙な足音」はきっと読…