2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
7月に読んだ本 (1) Trout Fishing in America/Richard Brautigan (2) ベンヤミン 人と思想88/村上隆夫 (3) 書物としての新約聖書/田川建三 (4) よくわかるキリスト教の礼拝/小栗献 (5) 古代の書物/F. G. ケニオン 振り返る7月 夜は意外と寒く、体を冷…
古代の書物―ギリシア・ローマの書物と読者 (岩波新書 青版 (147))作者:F.G.ケニオン発売日: 1953/11/20メディア: 新書 旧漢字が使われているだいぶ古い本で、記述も翻訳もいかにも硬い感じ。わざわざ古本で買う必要もないかもしれないが、古代の書物の事情を…
よくわかるキリスト教の礼拝作者:小栗 献メディア: 単行本 プロテスタントの礼拝には統一的な進行というものがないようで、この本でも4つの例が併記されている。しかし、あくまで例である。ネットで実際の礼拝を聞いてみると、大筋ではこれらと同じであって…
書物としての新約聖書作者:田川 建三発売日: 1997/02/01メディア: 単行本 世界で一番読まれている本だとか永遠のベストセラーだとか言われる聖書だけど、意外と我々は聖書がどんな書物なのかをよく知らない。もちろん、日本人だからキリスト教には馴染みがな…
BHSのマフテアハ作者:小林洋一メディア: 単行本死海文書―テキストの翻訳と解説 (1963年)メディア: - 小林洋一編訳『BHSのマフテアハ』(ヨルダン社)。知らない人にとっては謎の書名だろう。BHSはビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシアの頭文字で…
舊新約聖書 文語訳〔小型ビニールクロス装〕 JL44作者:日本聖書協会発売日: 2014/05/01メディア: 単行本新約聖書 訳と註 第五巻 ヨハネ福音書作者:田川 建三発売日: 2013/06/26メディア: 単行本旧約聖書の本文研究―『ビブリア・ヘブライカ』入門作者:エルン…
ベンヤミン (Century Books―人と思想)作者:村上 隆夫メディア: 単行本 『複製技術時代の芸術作品』を読んだときには、だいぶマルクス主義の色が濃いという気がしたが、どうもベンヤミンの本質は別のところにあるようだ。ドイツ・ロマン主義とユダヤ神秘主義…
どうしても古文を捨てるわけにはいかないらしい。語学好きではあるが決して才能があるわけではないので、もう少し老いが進行すれば古文しか読めなくなる時が来るように思うのだ。数日前からまた『源氏物語』を再開している。「朝顔」の巻。 『源氏』といって…
『赤毛のアン』にする予定だったが、どうも小説を読む気分ではない。クロッサンの『イエスとは誰か』を始めてみた。 翻訳は出ているが持っていない。どうしよう。キリスト教の英語なんて今まで読んだことがない。しかし、専門書ではなくて一般向けの入門書で…
アメリカの鱒釣りをめぐるショートショートなのだけど、アメリカの鱒釣りについて知識を得るための本ではない。 たまに擬人化されたアメリカの鱒釣りが出てくる。牧歌的でシュールレアリスティク。それでいて、過ぎ去った時代への愛惜が感じられるような本。…