本の覚書

本と語学のはなし

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「自負と偏見」始めました

現状ではフォークナーの『アブサロム、アブサロム!』を読み続けるのは難しいだろうと判断し、いったん中断して、オースティンの『自負と偏見』を読むことにした(ペンギン・ポピュラー・クラシックス版)。 長いことは長いけど、文章は簡単そうだ。新潮文庫…

「帚木」例の女以降

この人亡せて後、いかがはせむ、あはれながらも過ぎぬるはかひなくて、しばしばまかり馴るるにはすこしまばゆく、艶に好ましきことは目につかぬところあるに、うち頼むべくは見えず、かれがれにのみ見せはべるほどに、忍びて心かはせる人ぞありけらし。(「…

「居酒屋」葬儀人夫

Elle l’écoutait, se reculait, avec la peur qu’il ne la saisît de ses grandes mains sales, pour l’emporter dans sa boîte. Déjà une fois, le soir de ses noces, il lui avait dit en connaître des femmes, qui le remercieraient, s’il montait les…

「アブサロム」サトペンの結婚

忙しく慌ただしい最初の1週間は過ぎたけど、まだ気は抜けない。 古典はしばらく休止する。それほど好きではないのかもしれない。数学は使い慣れたマセマの参考書に戻す。高校生に数学を教えることはないだろうけど、一応内容を知っている方がいい。あとは歴…

「帚木」指を噛む

今週を乗り切ればほっと息をつける。今月を乗り切れば後はずいぶんなだらかな道になるだろう。 塾も学校も最初は印象が悪かったけど、段々と慣れてきた。いずれ私ももうちょっと講師らしくなるだろう。 塾と学校を合わせても、年間の収支は赤字になるかもし…

なんだか忙しい

昨日で塾の春期講習が終わった。目的語も形容詞も副詞も知らない高校新入生に5文型を教えるのは思いの外大変だった。最後のアンケートでは授業がつまらないとか書かれてるんじゃないかと思う。 中学生とは最後まで一緒になってはしゃぐことはなかったけれど…