本の覚書

本と語学のはなし

【振り返り】2024年

モンテーニュ:『エセー』第1巻第31章「神の命令に口出しして判断するのは、慎重にしなくてはいけない」から第2巻第12章「レーモン・スボン弁護」の途中まで。
セネカ:『幸福な生について』『生の短さについて』『心の平静について』『閑暇について』『マルキアに寄せる慰めの書』を終え、『倫理書簡集』を始める。第1巻1から7の途中まで。
プルタルコス:『どのようにして若者は詩を学ぶべきか』『アポロニウスへの慰めの手紙』『講義を聴くことについて』を終え、『似て非なる友について』の途中まで。
▼ホームズ:『シャーロックホームズの冒険』より、『ボヘミアの醜聞』から『技師の親指』の途中まで。


▼1年の失業期間を経て、3月に就職が決まる。洗い場で応募したのが、フロントで採用された。7月に自ら希望して夜勤に配置転換となったのを機に、パートから契約社員になる。
▼定職に就いたので、セネカプルタルコスの原典と翻訳を揃える。これによって、モンテーニュセネカプルタルコストロイカ体制が今後も永く続いていくと決定したのである。
▼ほとんど休むことなく、毎日3人の原典講読を続けたことは、大きなことであった。羅仏と希仏の辞典を用い続けた。3者とも英訳を参照するようになった。これも大きなことであった。


▼年末近くになって、シャーロック・ホームズを原典で読み始める。
▼ジェレミー・ブレット主演のドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』も購入し、『フレンズ』と並行して鑑賞している。


宮下志朗訳の『エセー』を読み終える。『エセー』の通読は4度目。最初は学生時代に原訳。次は一昨年と昨年に関根訳。10月からはまた原訳を読み始めている。
堀田善衛『ミシェル 城館の人』3部作を読む。今年の目標はこれで達成した。


セネカプルタルコスの全作品の翻訳も読み進めている。
▼善くも悪くも、同じようなものばかり読んだり見たりするようになってしまった。


▼本を中心として、2階の品々を大処分する。兄たちが残したものにも手を付ける。これ以降、ほとんど本を買わなくなった。
ル・モンド・ディプロマティクとニューヨーク・タイムズの定期購読をやめる。両者とも5割ほど値上がりした。
▼年末になって雑誌「ニュートン」を読むのを休止する。


▼菜園に対する情熱は失われてきたようだ。来年は規模を縮小し、手間を省く。
▼本を読むときと職場で仕事をするときは、中近の眼鏡を使っている。一層目が悪くなったようだ(今年の健康診断で唯一評価がAでなかったが視力だ)。来年は普通の眼鏡も新調しなくてはならないかもしれない。
▼パソコンの調子が悪い。6年半ほどで末期症状を呈し始めたようだ。来年あたり買い換えるべきかもしれない。
▼掃除のための洗剤や道具を購入する。風呂場、トイレ、台所などを掃除する。
▼本格的に動いているわけではないが、中古マンションを探している。

振り返る2024年1月~12月