本の覚書

本と語学のはなし

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月

3回も飲み会があったり、代役で図書館に入ることが多かったり、なかなか引継ぎが出来なかったりで、疲れてしまった。 【語学】 ◆前半は全く駄目だったが、後半に少し復活。 ◆今後の勉強について。 1.単語…先ずは植田のボキャビルと金融用語辞典を用いる …

『英語リーディングの秘密』

●薬袋善郎『英語リーディングの秘密』(研究社) ボキャブラリーを増やすのも大事だが、英文の構造を正確につかまなければ、結局まともに読むことはできない、ということを教えてくれる本。 最初の3分の2くらいで英文のしくみを開示する。高校時代にしっか…

辞令交付

人事異動辞令書が交付される。異動種目は「辞職」とある。辞職をするような人種は、定年とか勧奨で退職する人と一緒に式に参加することは許されないようで、ナンバー2の部屋でひっそりと辞令を手渡される。 このナンバー2は、採用試験の面接で「ギリシア語…

勉強日記

4月からの時間割を意識して勉強してみる。 CDを聞きながらボキャビル。 学生向けや一般向けの英文解釈、リーディング教本をたくさん買ったので、知識の総点検のために毎日それらを読むことにしている。最初の本として薬袋善郎の『英語リーディングの秘密』…

『英語学習7つの誤解』

●大津由紀雄『英語学習7つの誤解』(生活人新書) 7つの誤解のリストは以下の通り。 1.英語学習に文法は不要である 2.英語学習は早く始めるほどよい 3.留学すれば英語は確実に身につく 4.英語学習は母語を身につけるのと同じ手順で進めるのが効果…

辞書

★『The American Heritage Dictionary of the English Language fourth edition』(Houghton Mifflin Company) ★『プログレッシブ英和中辞典 第4版』(小学館) ★酒井邦秀『快読100万語! ペーパーバックへの道』(ちくま学芸文庫) 最初のはフル・カラー…

送別会

ようやく後任が決まった。思わず「ファイマンさん!」と叫びたくなる。差し込み印刷が命だというのに、出来ないし出来る見込みもない人が引き継ぐ。イベントって、大雑把でいいのは当日だけなのに。 現在の職場の送別会。これが最後の飲み会になる。 どうい…

『翻訳とは何か 職業としての翻訳』

●山岡洋一『翻訳とは何か 職業としての翻訳』(日外アソシエーツ) 山岡洋一というと、最近ではグリーンスパン『波乱の時代』やアダム・スミス『国富論』、古典新訳文庫のミル『自由論』などを訳している。ちょっと前には、ちくま新書から『英単語のあぶない…

奇跡の職場

久し振りに仕事で本庁舎に行く。 廊下でちょうど顔を見たかった2人の同期と会って、話し込む。徴税吏員たちのところに行って、また話し込む。 支所に戻ると、どんより空気が濁っていた。 来年度の仕事の割り振りについて、多少の進展があった。大まかな分野…

退学届と学割

休日も平日と同じ時間に起床すると、とても生産的である。 今まで、そんなこと全く思いつかなかった。起きることにどんな意味があるのか分からなかった、と言うべきだろうか。 ともかく、今後の勉強に希望を抱く。 日々の時間割もほぼ決定する。 月曜日と火…

『どろんここぶた』

●アーノルド・ローベル『どろんここぶた』(岸田衿子訳,文化出版局) ●Arnold Lobel『Small Pig』(HarperCollins) 甥が来て勉強の邪魔をされたので、仕方なく絵本を開く。 ぼろぼろになった『どろんここぶた』を今でも持っている。2、3年前に新しいのを…

辞書

今日から、休みといえども平日と同じ時間に起床することにした。 語学の勘もちょっと取り戻し、久し振りに部屋の掃除もして、4月からの生活に備える。 ★『プログレッシブ和英中辞典 第3版』(小学館) ★『COBUILD Advanced Learner’s English Dictionary N…

疲れる

丸一日肉体労働の日。 昨年の4月に異動して別の部署に行った人から、コーヒーをいただく。「早まった」と言われた。 来年度の構想についてはまったく進展がない模様。財務会計の担当者だけは決まったので、来週システムの操作を教える。かなり不安はあるが…

『女警部ジュリー・レスコー 週末の事件』

今日も『ジュリー・レスコー』と『アリー・マクビール』を見る。 前者では、しばしば刑事と事件に関係する女性が会って直ぐに恋に落ちる。中央集権的な官僚主義もよく批判的に描かれる。これもフランス的なのだろうか。 後者は、見ている私にとっては時期は…

通信講座の教材届く

大学翻訳センターから、翻訳通信講座のテキストが届く。分野を特定しない最初歩のコース。これを3か月で(6月25日までに)終わらせる。期限は3か月まで自動更新されるが、私は仕事を辞めて勉強に専念するのだから、延長を考えてはならない。 その後は、…

『女警部ジュリー・レスコー 特赦の申し立て』

年休を取る。権利としてはまだ37日と4時間残っているけど、実際に使うのはあと1日くらいだろう。3日続けてあの職場で過ごすのは、拷問以外の何ものでもない。 彼らは一体何のために決定を先延ばしするのか。それによって無用の負担をあちこちに強いるこ…

フランス文学

★ラシーヌ『ブリタニキュス ベレニス』(渡辺守章訳,岩波文庫) ★スタンダール『カストロの尼 他二篇』(桑原武夫訳,岩波文庫) ★フローベール『聖アントワヌの誘惑』(渡辺一夫訳,岩波文庫) 『カストロの尼』は昔読んだことがある。初めてのスタンダー…

『アンナ・カレーニナ(下)』

●トルストイ『アンナ・カレーニナ(下)』(中村融訳,岩波文庫) アンナが自殺をした後にも物語りは続く。最後の第八編におけるレーヴィンが面白かった。 いったん中断していた『アンナ・カレーニナ』を再び取り上げたのは、中島義道が『「死」を哲学する』…

ヴェリタス創刊

金曜日の予言が、寸分違わずに現実となって行く。なんて駄目な人たちだろう。ただでさえ駄目なのに、研修に行って来た人たちにも使い方のよく分からない新システムが、4月から稼動する。パニックになるのは間違いない。 あまりに組織の体制が分かっていない…

むら雲

2週続けての飲み会と図書館勤務のために、生活のリズムを立て直せない。布団に寝なかったせいもあって、体調も今ひとつ。もう少しで終わりそうな『アンナ・カレーニナ』に乗り切れない。 雲の写真だけは撮ってみた。1週間ぶりだ。曇りや雨の日が多かっただ…

図書館

多分、今度こそ本当に最後の図書館勤務。 図書館は決して嫌いではないのだけど、子どものしつけが出来ない親や祖父母がいたり、不敵な微笑を浮かべて周囲を睨め回す屈強な青年がいたり、学生時代にいじめられた話を唾を飛ばしながら語る中年女性がいたり、ベ…

内示とマルサの会

4月1日付け人事異動の内示が出る。 わが職場は4人減。1人は仕事をしない人なので、実質的には2人半の減といったところ。メンバーの入れ替えはなし。降格2人。 最初の問題は仕事の割り振りだが、残ったメンバーには、速やかにそれを実行する能力はない…

ストレス

1か月くらい前、職場でストレスを検査するためチェックシートに記入をさせられて、今日その結果が届いた。 それによると、「かなり疲れているようです。適切に対処する必要があります。一人で解決できない場合は、専門医にご相談ください」、「頭、首、肩、…

『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』

●勝間和代『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』(光文社新書) 実践書というより、やさしい啓蒙書である。タイトルから想像していたのとは違い、なかなかいい本だった。 お金を銀行に預けておけば元本割れはしないかもしれないが、リスク資…

大学翻訳センター入金

確定申告をするとのことなので、父と母を車に乗せて相談会場まで行く。 私は郵便局で、大学翻訳センターの通信講座の料金を振り込む。教材があまり早く届いても困る。期限ぎりぎりまで引っ張った上、処理の早いコンビニを避けて、郵便局で入金したのである。…

文法・作文・文学

★安藤貞雄『現代英文法講義』(開拓社) ★高校英語研究会編『改訂 英作文の栞』(山口書店) ★大江健三郎『新しい文学のために』(岩波新書) ★加藤秀俊『取材学』(中公新書) 文法は安藤か江川を一度通読してみた方がいいかもしれない。 今日と明日は代休…

寝る

このところ、何もしないで寝る日が確実に増えている。 今日も肉体労働で疲れてしまった。体が疲れるだけではない。無計画のまま人を引っ張りまわす彼らのやり方に、付いて行けない。 今日も「もったいない」と言われたが、わたしにゃああんたがたとすごすじ…

泡盛

図書館業務は終了したはずだったが、今日は急遽代役として出勤。 今週は2、3回当番が回ってきそうだ。 私が退職すると聞いて、海外に行くのだと勘違いしている人が多い。 出家するのだと考えた人もいた。彼の実家は真宗なので、出家に対して違和感を覚える…

英文解釈その4

★中原道喜『新英文解読法 本格的な読解力を確実に』(聖文新社) ★中原道喜『誤訳の構造』(聖文新社) ★薬袋善郎『英語リーディングの秘密』(研究社) ★薬袋善郎『英語リーディングの真実』(研究社) ★宮崎伸治『英語 うまいと言われる和訳の技術』(KAWA…

『翻訳の原点 プロとしての読み方、伝え方』

●辻谷真一郎『翻訳の原点 プロとしての読み方、伝え方』(NOVA) タイトルの「原点」に著者の自負を感じる。 上手に訳すにはどうしたらいいか、などというのは最低限のことをきっちりやってから考えるべきことであり、しかも、最低限のことをするだけで、ほ…