本の覚書

本と語学のはなし

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月

◆前半はよく本を読み、後半は失速。前半は勉強がはかどらず、後半は順調。結局、トレードオフの関係にあるようだ。 ◆辞書をたくさん買ったら、格段に翻訳がしやすくなった。 ◆受験はしないけど、受験ガイドブックでCFAのエッセンスを勉強することに決める。…

CFAほか

★吉原省三ほか編集『金融実務大辞典』(きんざい) ★西村信勝ほか『金融先端用語事典 第2版』(日経BP社) ★大野忠士『CFA受験ガイドブック[レベルⅠ]第2版 学習の手引き&試験のポイント』(金融財政事情研究会) ★大野忠士『CFA受験ガイドブック[レベルⅡ]』…

『英文会計の基礎知識』 〔24〕

●西山茂『英文会計の基礎知識』(The Japan Times) IBMの財務諸表を読みながら英文会計について学ぶ。英文会計といっても、基本は我々の知っている会計と同じである。会計が分かれば、そう難しいものではないはずだ。会計が分からなければ、英語力の有無と…

The Old Man and the Sea

『老人と海』の福田訳。良し悪しは別として、こんな感じ。 No one would steal from the old man but it was better to take the sail and the heavy lines home as the dew was bad for them and, though he was quite sure no local people would steal fr…

『株式会社の基本』 〔23〕

●柴田和史『ビジュアル 株式会社の基本』(日経文庫) 会社の設立から精算まで、見開き1項目で図を交えながら新会社法を解説する。部分的には知っていることばかりだが、点を線につなげておいた方がすっきりする。ビジュアル 株式会社の基本 (日経文庫)作者:…

確定申告のついでに

★山森亮『ベーシック・インカム入門 無条件給付の基本所得を考える』(光文社新書) ★ラ・ブリュイエール『カラクテール 当世風俗誌』全3冊(関根秀雄訳,岩波文庫) ★イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド(下)』(小野寺健訳,岩波文庫) 確定申告に行…

『日商簿記3級』 〔22〕

●五十嵐明彦『10日間完成! 日商簿記3級』(インデックス・コミュニケーションズ) 簿記3級の復習。薄いけどよくまとまっていて、使いやすい。会計を理解するにも青色申告をするにももちろん簿記の知識は必要だけど、今にして思うと、社会人として世の経済…

The Old Man and the Sea

続いてヘミングウェイの『老人と海』。新潮文庫の福田恆存訳を参照する。 最近文学に時間をかけることができない。来月中には読み終わらないと思う。翻訳について多々書くべきことがありそうな気はするが、多分何も書かない。せいぜい抜き書きをするくらいだ…

『The Gifts of the Body』 〔20-21〕

●Rebecca Brown『The Gifts of the Body』(HarperPerennial) ●レベッカ・ブラウン『体の贈り物』(柴田元幸訳,新潮文庫) エイズの在宅ヘルパーを語り手とする連作短編集。「この本は、下手をすると底なしに陳腐になりかねない題材を扱っていながら、少し…

『馬場敬之の合格! 数学Ⅰ・A』 〔19〕

●馬場敬之『馬場敬之の合格! 数学Ⅰ・A』(マセマ) 数学Ⅰ・Aといっても受験レベルとなると意外に難しい。当初考えていたほど捗らない。最近は毎日取り組んでいる。本当は二三回復習を繰り返した方がいいのだろうが、時間はないし受験をするわけでもない。…

『英語パラグラフ・ライティング講座』 〔18〕

●ケリー伊藤『英語パラグラフ・ライティング講座』(研究社) 単文ではなくて、パラグラフを書くための訓練。パラグラフというのは、一つのテーマに貫かれた分の集まりのこと。最初の文章(トピック・センテンス)でそのテーマを的確、簡潔に総括し、続くデ…

仏雑誌

★Reader’s Digest Sélection, Jan.2009 仏版『リーダーズ・ダイジェスト』。ようやく再び紀伊國屋で入手できるようになったので注文してみた。この雑誌を手にすると、いつも「子どものことば(Mots d’enfants)」というコーナーを真っ先に読む(それしか読ま…

『英語屋さんの虎ノ巻』 〔17〕

●浦出善文『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書,2001年) 『英語屋さん ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』に続く第二弾(といっても前著は読んでいないし、持ってもいない)。 英語学習の虎の巻を期待して読むとがっかりするかもしれない。ビジネスの場で…

ヘミングウェイ

★『Complete Short Stories of Ernest Hemingway(The Finca Vigia Edition)』(Scribner) 以前英米文学の原典を大量に注文したとき、これだけ直ぐには届かなかった。ヘミングウェイの全短篇集。現在の新潮文庫の高見訳はこれを底本としている。理由はよく…

『Googleに聞け! 英語の疑問を瞬時に解決』 〔16〕

●安藤進『Googleに聞け! 英語の疑問を瞬時に解決』(丸善,2004年) Googleは百科事典としてだけなく、表現辞典としても使えるのだ。私の使い方はせいぜい初級程度でしかない。複雑怪奇な記号を使う訳でなし、もっと早く目を通しておくべき本だった。 面白い…

『ビジネスに活かすファイナンス理論入門』 〔15〕

●野口悠紀雄『ビジネスに活かすファイナンス理論入門 ここまでは知っておきたい基本』(ダイヤモンド社,2004年) 数式を使わずにファイナンス理論を説明するという趣旨なのだけど、結局よく分からなかった。あんまり分からせる気もないような気がする。たま…

追記

税務署のホームページから確定申告書の入力を行ったら、計算までしてくれて楽だった。やはり還付金は発生するし、来年度の住民税の所得割はなしである。 その後国保の計算をしてみると、基礎控除しかないし、均等割は異常に高いので、負担が大きいことが分か…

整理

一晩かけて机の引出の中身を整理し、今年一年に予想される出費を計算し、確定申告に必要な書類の準備をし、税額の仮計算をしてみる。 満期になった簡保の返戻金があるので心配していたが、一時所得は特別控除を差引いた後、その2分の1の額に課税されるような…

『世界経済危機 日本の罪と罰』 〔14〕

●野口悠紀雄『世界経済危機 日本の罪と罰』(ダイヤモンド社,2008年) 今回の経済危機は対岸の火事であって、飛び火に悩まされる日本はいい迷惑だ、というような考えを真っ向から否定する。確かに真の原因はアメリカの過剰消費であるが、それがバブルにまで…

辞典類

★永井憲一ほか編『新六法2009 平成21年版』(三省堂) ★武田昌輔ほか編『第四版 証券用語辞典』(銀行研修社) ★森田哲彌ほか編『会計学辞典 第五版』(中央経済社) ★三菱UFJリサーチ&コンサルティング・銀行コンサルティング室監修,オフィステクト著『手…

The Gifts of the Body

『体の贈り物』の柴田訳。 His lips twitched again and I listened hard. He said it slow, like I was a beginner at the language: “Ng-mu-shoo.” When it came out that last time I understood. And when I understood I said it back, “I miss you too…

大修行

道元『正法眼蔵』「第六十八 大修行」より。 大修行を模得(もて)するに、これ大因果なり。この因果かならず円因満果なるがゆゑに、いまだかつて落不落の論あらず、昧不昧の道あらず。「不落因果」もしあやまりならば、「不昧因果」もあやまりなるべし。将…

『決算書の暗号を解け!』 〔13〕

●勝間和代『決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール』(ランダムハウス講談社,2007年) 『財務3表一体理解法』にもあやしい決算書の見抜き方は簡単に紹介されていたが、こちらは丸ごと一冊そのテクニックに満ちている。 会計をごまかすというと、…

気分転換

辞書や専門用語辞典の整理。まだまだ増え続けるだろう。場所の確保も大変だ。

レーヌ・ブランシュ

『ベラミ』の一場面。「女の行かないいろんな場所に男のようにかくれ遊びに行くのがほんとに好きなのよ」(上152頁)というド・マレル夫人が、デュロワに連れて行ってほしいと頼んだのは、キャバレー「レーヌ・ブランシュ」。Pocketの注釈を書き抜いておく。…

『財務3表一体理解法』 〔12〕

●國貞克則『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』(朝日新書,2007年) 財務3表一体理解法とは、財務3表が会社の一つひとつの活動を通してどのように作られていくのかを学んでいくものです。そして、この一体理解法では簿記や仕訳の知識はほとんど…

アリーとアメリ

久し振りに「アリー」と「アメリ」を見る。既に懐かしい。考えてみれば、語学の勉強と称してこれらのDVDを購入していた頃から、いつか今の道に入りこむことは決まっていたのかもしれない。 普段はネットでお堅い英語やフランス語を聞いているが、週末はDVDに…