本の覚書

本と語学のはなし

急展開


 塾から電話がある。この前届いた勤務希望表の催促だろうか、提出期限はまだだいぶ先のはずだが、と思っていたら、高校に入学したばかりの生徒に数学を教えることは可能かと聞いてくる。不安はあるが、私に聞いてくるのだからその程度のレベルなのだろうと思い、新1年生ならば何とかと答えてしまった。
 当初は3月中旬から研修、下旬に授業開始の予定だったが、明後日から新担当者の顔合わせや授業見学等の研修をすることになった。どうやら私は高校生だけを教えることになり、中学生以下を担当する学生中心の一般パートとは別扱いになるようだ。
 高校生の常設科目は英語と数学だけである。つまり、私が塾講師として生き残るには数学を教える能力も身につけなくてはいけないわけだ。夏休みになれば、現国、古典、政経、世界史、日本史、倫理などの打診もあるかもしれない。数学も高校2年生以上もできるかと聞かれるかもしれない。大変だが勉強するしかない。趣味の時間との折り合いをどうするか悩むことになりそうだ。