月は入り方の、空清う澄みわたれるに、風いと涼しくなりて、草むらの虫の声々もよほし顔なるも、いと立ち離れにくき草のもとなり。(桐壺8) 月は沈みかけるころで、空は一面美しく澄みきっているうえに、風がまことに涼しくなって、草むらの虫の声々が涙を…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。