本の覚書

本と語学のはなし

2008-02-05から1日間の記事一覧

★柴田元幸『生半可版 英米小説演習』(研究社) 退職願を提出した日に届いた本として生涯記憶されるだろう…。なんてことはなくて、きっと直ぐに忘れ去られるに違いない。辞めることに何の感動もないのだ。 しかし、辞めたその先こそが重要である。文芸翻訳を…

退職願

とうとう退職願を上司に手渡した。 かしこまってモゴモゴしゃべると、上司はどう対応したものやら分からずに笑みを漏らす。まったくそそっかしい奴で相すみませんとばかりに、私も笑顔を作る。 上司とは言っても、私はこの人と話をしたことがない。昨年のと…