本の覚書

本と語学のはなし

俳句嫌い

 地元の文芸誌の応募作品に一通り目を通す。気がついたことを箇条書きで。


■辞書を引かない。誤字が多い。存在しない漢字も多数見かける。
■言語感覚がおかしい。文芸作品に親しんでいる形跡がない。
■形式無視の定型詩が多い。意図的でないものが大半である。
■古典文法を知らずに文語で書く人がいる。「けり」とか「たり」ばかりで単調。
■覚えたての季語を使いたいがために俳句を作っている人がいる。
■季語に負荷をかけすぎ。「女正月せよと云々」なんて、ありえるのだろうか。
■意味不明の言葉や言い回し、文法の破綻など、基本的な作文ができない。
■単純素朴なものの方がおもしろい。


 恐らく間違いなのだろうけど、それが確実に間違いであることを調べるために、結構な時間を費やした。