本の覚書

本と語学のはなし

2009-09-15から1日間の記事一覧

『ドグラ・マグラ』

●夢野久作『ドグラ・マグラ』上・下(角川文庫) 心理遺伝の押し売りのような内容で、そこにリアリティを全く感じられない私にとっては、かなり退屈な読みものであった。小説がポリフォニーでなくてはいけないということはないが、一つの観念に支配された一…