本の覚書

本と語学のはなし

『日経新聞の数字がわかる本』


小宮一慶日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える』(日経BP社)
 月曜日の日経新聞には「景気指標」という数字ばかり羅列されたコーナーがある。この本では、各指標の定義と見方、他の指標との関連などを解説しながら、数字から仮説を立て、予測し、検証するというトレーニングを続けることが重要だと説く。「景気指標」の数字だけで経済の動きは大抵分かるようになる。ニュースや新聞記事も深く理解できるし、ニュース同士の関連性も見えるようになる。
 今まで「景気指標」なんて見たこともなかったが、さっそく先週月曜日の新聞から切り抜いて、自分でも眺めてみた。確かにこれは継続すべきだ。現実の経済を見る目は、数字によってしか鍛えられないだろう。
 全指標の定義が一覧表になっていたら、この本は絶対に買いだった。同じ著者の財務諸表の見方の本2冊も、図書館に予約した。


 定期購読候補の中に週刊エコノミストも入れる。

日経新聞の数字がわかる本

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