CFAほか - 本の覚書

★吉原省三ほか編集『金融実務大辞典』（きんざい）　★西村信勝ほか『金融先端用語事典　第2版』（日経BP社）
★大野忠士『CFA受験ガイドブック[レベルⅠ]第2版　学習の手引き＆試験のポイント』（金融財政事情研究会）　★大野忠士『CFA受験ガイドブック[レベルⅡ]』（金融財政事情研究会）
★住友信託銀行・マーケット資金事業部門『投資家のための金融マーケット予測ハンドブック　第4版』（NHK出版）
★KPMG LLG編『新Q＆A　アメリカの会計百科　第2版』（有斐閣）　★KPMG LLG編『新Q＆A　アメリカの税金百科　第2版』（有斐閣）
★金子誠一『証券アナリストのための数学再入門』（ときわ総合サービス）

　『金融実務大辞典』は実務を全く知らないので買ってみた。「トバシ」の項を見ると、「企業が含み損を抱えた有価証券を一時的他社へ、勘定を移すことをいう。各種法令に違反する商行為であることが多い」という説明があったりする。
　『金融先端用語事典』は、『金融英語の意味と読み方』『外資系投資銀行の現場』に続いて、3冊目の西村信勝の本。作りはよく似ていて、英文の概説とその日本語訳、日本語による詳説によって成り立っている。金融英語の基礎訓練は『金融先端用語事典』の通読で終わりにしようと思う。
　CFA（Chartered Financial Analyst）のガイドブックは、証券アナリスト用の数学を学んだ後、5月から取り掛かりたい。範囲は広くて、計量分析、経済、会計・財務分析、コーポレートファイナンス、債券分析、株式分析、デリバティブ、オルタナティブ投資、ポートフォリオ・マネジメント、パフォーマンス評価、倫理規範・職業行為基準といった章立てになっている。術語も例題も日英併記なので、翻訳のためにも役立つだろう。