本の覚書

本と語学のはなし

『FXで儲ける21の差』


●FROM EAST 証券監修,FXトレーディング研究会編『勝ってる人はここが違う !! FXで儲ける21の差』(ダイヤモンド社
 FXを始めて2日で10万以上簡単に利益が出たので、これで食いっぱぐれることはないと思っていたら、突然の円高とそれに続く反発に対応できず、損失が膨らんだ。損切りが出来ず、更にナンピンまでしてしまうという、初心者にありがちな失敗である。見切り発車したまま何も勉強していなかったので、改めてFXについて学んでみる。
 FXのスタイルは大きく分けて4つある。一番短いのがスキャルピング、ポジションを翌日に持ち越さないデイトレード、1週間くらいの単位で勝負するスイングトレードスワップ狙いの中長期投資。
 私がやっていたのは、主としてスキャルピング。勝つ時には早めに利益確定し、負ける時にはストップ注文を動かして裏目に出たりと、これではトータルで勝てるわけがないと感じ始めてはいた。それに、私の使っている会社はスプレッドが大きいということもネック。例えば米ドル/円で4銭のスプレッドがある。これは1枚購入した場合、マイナス400円からスタートするということ。4ポイント動いて漸くトントンだ。この本はFROM EAST 証券の監修なのでその宣伝もしてあるが、この会社だとスプレッドは1銭。この差は大きい。
 戦略を考え直さなくてはいけないが、この本では結論に至らない。