本の覚書

本と語学のはなし

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

文房具

仕事始め。 昨年最後の「産経抄」からの引用。 今年*12月に世を去った哲学者の池田晶子さんは、小学校以来、年賀状を書いたことがなかったそうだ。そもそも年賀状で「今年の目標」なんて、宣言するのはおかしい、と池田さんはいう。私たちは、今もしくは今…

もらいもの

「The Nikkei Weekly」の定期購読を申し込んだら、本と冊子が届く。 ☆デイビッド・セイン/森田修『はじめてのビジネス英会話』(日経文庫) ☆「ビジネスキーワード in The Nikkei Weekly 英語で経済がわかる!」(Nikkei Inc.) ☆「Let’s Listen ! The Nikk…

「洗面」

しかあれば、天下の出家在家、ともにその口気はなはだくさし。二三尺をへだててものいふとき、口臭きたる。かぐものたへがたし。有道の尊宿と称じ、人天の導師と号するともがらも、漱口・刮舌・嚼楊枝の法、ありとだにもしらず。これをもて推するに、仏祖の…

ΠΟΛΙΤΕΙΑ

正月なので、翻訳研究というよりは、ちょっとギリシア語の入力をしてみたくなって。時間がかかるけど、楽しい。 プラトンの『国家』(365A-B)より。 トラシュマコスがソクラテスに言うセリフ。 οὔτε γὰρ ἄν με λάθοις κακουργῶν, οὔτε μὴ λαθὼν βιάσασθαι τ…

年賀状

恥ずかしながら産業翻訳の話は未だ親には話していなかったのだけれど、今日届いた同僚の年賀状にはっきりと「退職」という文字が書かれていたので、とうとう知られてしまった。 私は親を信頼していない。高校生の頃、東京の国立大学に行こうとしたら地元にし…

Totalité et Infini

Elle est la franche présence d’un étant qui peut mentir, c’est-à-dire dispose du thème qu’il offre, sans pouvoir y dissimuler sa franchise d’interlocuteur, luttant toujours à visage découvert. その現前*1は、嘘をつくことのできる存在者の、し…

「洗面」

しかあればすなはち、見楊枝は見仏祖なり。(道元「洗面」) 楊枝を見ることは仏や祖師にまみえることだという。 タイプミスでも誤変換でもない。まさに道元の言葉である。 それなら楊枝の指すものが現代とは異なるのだろうと推測する人もいるに違いない。確…

2008年

あけましておめでとうございます。 【産業翻訳】 ◆「The Nikkei Weekly」、「Newsweek」、ペーパーバックで読解力を徹底的に鍛える。 ◆通信講座等により翻訳技術を学ぶ。日経新聞の文体をマスターする。 ◆金融を学ぶ。金融英語の知識も仕入れる。 ◆ライティ…