- 作者:小林 惺
- メディア: 単行本
本の作りは嫌いだ。白水社の語学書にこんなことを言うのはおこがましいようだが、『現代ギリシア語文法ハンドブック』のときにも感じたことなので、一応書いておく。第一に、語学書にとってB6サイズは小さすぎる。最近の活字は大きめだから、ページあたりの情報量は少なくなるし、本の嵩は必要以上に増えてゆく。第二に、同じ白水社の『必携ドイツ文法総まとめ』などと比べると、どうも安っぽいし脆弱そうに見える。一度読むと、本の背がじゃっかん斜めに歪む。ハンドブックというからには、もっと薄くて丈夫で見やすいものを希望する。