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必携ドイツ文法総まとめ/中島悠爾・平尾浩三・朝倉巧

必携ドイツ文法総まとめ

必携ドイツ文法総まとめ

 ハンドブックとしてはなかなか良い出来。基本と発展が色分けしてあるのも便利。しち面倒くさい時計の読み方も、2000年以降の西暦の読み方も書かれている。語順の話も、簡単ではあるけど、とても参考になった。

 学生時代、ドイツ文学を専攻していた。それほど難しい言葉ではないのだけど、どういうわけかドイツ語はよくできなかった。ポリグロットのようなふりはしているが、私には特別に語学の才能があるわけではない。一、二年、徹底的に語学を勉強し、英独仏羅希の文献を自由に扱えるようになってから大学教育を受けたかったなと、今にして思うのである。