始め新装版を注文したが、いつまで経っても届かないし、値段が高すぎるのでキャンセル。旧版の古本を買うことにした。ここでよすべきだったが、差額分でまた別の本を注文してしまった。
以下、差額分の買い物。
- 作者:黒田 三郎
- メディア: 単行本
失われた時を求めて〈3〉第二篇・花咲く乙女たちのかげに〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
- 作者:マルセル プルースト
- 発売日: 2013/03/12
- メディア: 文庫
- 作者:イーヴリン・ウォー
- 発売日: 2013/03/16
- メディア: 文庫
イーヴリン・ウォー『愛されたもの』。光文社から同時に出版された『ご遺体』と同じ作品。ブラックユーモアらしい。
目加田誠訳注『唐詩三百首』全三巻。前に江口孝夫訳注『対訳唐詩三百首』全二巻を買ったのだけど、気楽に読むというコンセプトであるため、物足りない。読み下しを原詩の上に配置するやり方も嫌いだし、「静夜思」もどういう根拠か知らないが『唐詩選』のバージョンを載せている。それで東洋文庫を古本で買ってみた。
- 作者:小川 環樹
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 文庫
石川忠久『漢詩鑑賞事典』。古代から現代に至るまで、代表的な漢詩を多数収録した、非常に分厚い本。岩波文庫の類書に比べて、鑑賞に力を入れている。
楊殿武ほか編『唐詩一百首』。簡体字の原文(繁体字はカッコに入れてある)とピンイン。注釈と作者紹介は現代中国語。朗読CD二枚。『中国名詩選』やら『唐詩選』やら『唐詩三百首』やら『漢詩鑑賞事典』やらをひっくり返せば、だいたい日本語訳も見つけることができるようだ。現代中国語音で漢詩のリズムを楽しむには、手頃な本だと思う。北京から送られてきた『唐诗三百首』もいいのだけど、本が大型だし、パソコンを開かなくては音声が聞けないので、少し億劫だ。
漢詩は今後、岩波文庫の作品集を集めるだけにしておく。