本の覚書

本と語学のはなし

久しぶりに『アエネーイス』

ut primum alatis tetigit magalia plantis,
Aenean fundantem arces ac tecta novantem
conspicit. (4.259-261)

羽ある足でカルタゴの、むらがる家居に着くや否、
まずこの神〔メルクリウス〕の目にうつる、ものは高城(たかき)を構築し、
新舎をいとなむアエネーアース。(上p.228)


 ギリシア語に較べたら、ラテン語なんて簡単なものだ。だが、ラテン語でももうウェルギリウスしか読まないかもしれない。