本の覚書

本と語学のはなし

『Revenge of the Lawn』


●Richard Brautigan『Revenge of the Lawn』(Canongate)
○参照:リチャード・ブローティガン『芝生の復讐』(藤本和子訳,新潮文庫


 一つひとつが短くて、詩的な表現も多用されるから、なかなか進まなくて嫌になりかけた時もあった。しかし、原文を読む楽しみを感じる瞬間、英語で味わうとは思いもよらなかった歓びを得る瞬間がいくつかあった。
 今年に入って、語学学習としての文学原典講読を廃止し、一般読書の枠の中で時間をかけて読み、翻訳を一々確認するのをやめてから、英語がよく見えるようになった。
 『アメリカの鱒釣り』もいつか読んでみたい。


 次はモーパッサンの『ベラミ』の原典を最後まで読み通す。ペーパーバックで残り120ページ。岩波文庫の翻訳だと200ページ相当。

Revenge of the Lawn: Stories 1962-1970

Revenge of the Lawn: Stories 1962-1970

芝生の復讐 (新潮文庫)

芝生の復讐 (新潮文庫)