●伊藤元重『ミクロ経済学 第2版』(日本評論社)
数式をあまり使わずに学ぶことのできるミクロ経済学の入門書。
金融翻訳をやる人はマクロ経済学もかじっておくといい、というアドバイスをムックで見かけたことがある。それを言うなら、ミクロ経済学も必要だろう。金融は基本的にミクロの世界の話だろうし、今やミクロの手法を無視してマクロは成立しないだろうから。
伊藤の入門書を比較しても、マクロよりミクロを読む方が圧倒的に骨が折れる。しかし、数式を使った中級程度の教科書には、いずれ挑戦したい。
読了本の数字が一つ飛んでいるのは、『ナイロビの蜂』の上巻に「63」をあてているためである。こちらは下巻も読んでから感想を書く。