本の覚書

本と語学のはなし

12月


【新生活に向けて】
◆あと3か月! いよいよ新しい生活を現実的に考えるようになってきた。
◆職場では相変わらず低調。ここまで来ると、もはや立ち直ろうとは考えない。3月までスロー・ペースのまま何とか乗り切ろうという発想に切り替える。
◆新生活モードを維持するためという訳ではないが、夕食後にいったん寝て、夜中に活動し、朝方ふたたび寝るという二重生活の日々が続いた。森鴎外のようだと思っていたら、同時にカフカのようでもあった。しかし、彼らの公務の時間は我々よりずっと短いはずである。
◆無線ランにより、自分の部屋からインターネットに接続できるようになった。
◆来年の「ほぼ日手帳」を使い始める。今月分は1日半頁。それでも気に入っている。
◆英語と金融はもちろんだが、やはり、もっと哲学とフランス語を!。


【読書】
◆平日はなかなか読書まで手が回らない。
◆今月の一冊は、安西徹雄『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫)。


【語学】
◆衝動に駆られて、フランス文学とドイツ文学を少し読んでみた。池内紀の翻訳術を確認。滑らかに変換し過ぎではないだろうか。「Himmlischer Vater !」が「ウッヒャー!」となるのはまだしも、「wie Haremsfrauen」が「気楽なもんだ」となってしまっては、やはり文学は原文で読まなければいけないものとなってしまうのではないか。
◆「Reader’s Digest」のフランス語版を取り寄せる。当分は文学よりこちらを。
◆カント、レヴィナスプラトンスピノザの原典講読は継続。本物の古典ラテン語を読みたくなり、ウェルギリウスに変更しようとしたが、ぐっとこらえる。
◆「The Nikkei Weekly」の定期購読を始める。日本の経済事象を英語でどう表現するのか学ぶために、暫くは読み続けよう。ライティングにも効きそう。
◆英語のペーパーバックを始める。先ずはSacher『Holes』を。今後は、原文と訳を突き合わせて、気になる翻訳家の技術を学ぶことも必要だ。
◆「Newsweek」を楽にカバー・ツー・カバーで読めるようになりたいと思うけれど、そこまではなかなか。
◆ライティングの訓練も再開する。仕事にするか否かに関わりなく、継続すること。