本の覚書

本と語学のはなし

『実務翻訳を仕事にする』


●井口耕ニ『実務翻訳を仕事にする』(宝島社新書)
 テーマは「二足のわらじ」。
 一般の会社員ならば就業規則違反であるとは言え、こっそり翻訳の仕事をすることはできるかもしれない。
 しかし、公務員の場合には法律違反である。その上、同僚が課税業務をしているので確実にバレる。「二足のわらじ」は履けないのだ。


 それで、全く参考にならなかったかというと、そうでもない。
 法人化(しないけど)とかマクロ(ちょっとマニアック)とか確定申告とか、これ一冊で済ませるわけにはいかないけど、いずれ勉強すべきことが明確になる。
 翻訳会社との接触の仕方は、一番興味津々のところ。レートは最初に交渉して決めた設定からは、なかなか上げることができないらしい。
 機器類に関しては、ポケベルとか時代を感じさせるものも登場するので、自分で最新の情報を得なければいけない。
 業界の情報も収集していくことにしよう。