本の覚書

本と語学のはなし

訂正:池田晶子≠池田香代子

 8月4日付けの日記で、『ソフィーの世界』の翻訳者を池田晶子としたのは、ドイツ文学者の池田香代子の誤りでした。独文出身なのに(池田香代子の名前も知っているのに)恥ずかしい限りです。このところ、確認も取らずに、あやふやな記憶だけで書くことが多いので、他にも多々間違いがあるかもしれません。
 なお、井筒俊彦『意識の形而上学』(中公文庫)の巻末に「情熱の形而上学」という文章を寄せているのは、確かに池田晶子です。こちらは8月4日の日記を書く際にも確認していますし、今もまたそのページを開いて書いています。
 ついでに、この文章を斜めに読んでみると、『14歳の哲学』を読みつつ感じていた池田晶子と東洋思想との親和性は、必ずしも私のひとり合点ではないように思われます。