本の覚書

本と語学のはなし

Newton 2023年9月号【もっと! 感動する数学】

 n次元の物体は、n+2次元で結び目をつくる。我々の3次元で結んだひもも、4次元では簡単にほどけるらしい。4次元でからまるのは、2次元の曲面(平面)である。
 ある自然数を、各けたの数を大きい順に並べたものから、小さい順に並べたものを引いたとき、もとの数字に戻るものをカプレカ数という。4けたのカプレカ数は6174のみである(7641-1467=6174)。そして、あらゆる4けたの自然数は、同様の操作を繰り返していくと必ずこの6174に行き着く。
 数学の特集は、数式やの説明や厳密な証明が与えられないことも多く、モヤモヤが残りがちであるけれど、あまり深くは考えず、広大な数学の世界に思いを致しつつ鑑賞しておけばよいのだろう。


 GPT-3.5を用いた自動運転の開発の話が面白かった。日本の会社である。彼らが最終的に目指すのは、汎用人工知能である。
 ちなみに、来月(10月号)の第1特集はまたしてもChatGPT。7月号で特集を組んだばかりである。スピード感が違う。