本の覚書

本と語学のはなし

大学入試 漆原晃の物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本/漆原晃

 別の参考書を始めたのだが、やはり一度学んだものの方がやりやすい。あれこれ手を出さずに一冊を極める(このシリーズは三分冊であるが)、という初学者の鉄則に立ち戻ってみた。何周かすれば、私でも高校物理をマスターできるのではないかという気にさせてくれる。
 改訂版では表紙のイラストがなくなったので、書店でも買いやすくなった。大人の学び直しにもよいと思う。


 今後の方向性には迷いがある。
 数学と物理を続けるのか、やめるのか。続けるとして、どのレベルを目指すのか。
 現実的なのは、両方とも続けながら、高校レベルを完璧に仕上げるというところだろう。これならあまり出費もせずに済む。
 それ以上を望むなら、数学に力を入れるべきだ。だが、大学以降の数学をどう学んだらいいのかは、よく分からない。
 きっぱりやめてしまうという手もある。私ごときが学んだところで、世界が髪の毛一筋ほども変わるわけではないし、私が何かを理解したということもできはしない(ウェルギリウスホメロスも似たり寄ったりであるかも知れない)。とは言え、これは今は考えないことにしておこう。