本の覚書

本と語学のはなし

初めから始める数学Ⅱ/馬場敬之

 扱われている内容は、方程式・式と証明、図形と方程式、三角関数、指数関数・対数関数、微分法と積分法。
 基礎をやさしく解説してくれる本。全部ではないけれど、ほとんどの公式は証明によって導かれる。訳が分からなくても、ただ計算だけ出来るようになればいい、という方針ではない。
 積分によってなぜ面積計算が出来るのか、初めて納得した。これが最大の収穫である。


 最近、大学の数学もちょっとのぞいてみたくなっている。宇宙に興味を持ち始めたせいである。
 だが宇宙物理学の数式など、そう簡単に理解できるものではない。あまり欲張らず、数学の最終目標は受験の良問を楽しむことに留めておくのが安全だろう。

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