本の覚書

本と語学のはなし

初めから始める数学Ⅰ/馬場敬之

 時々数学を勉強してみたくなる。いつもは「合格!数学」シリーズを読むのだけど、数年前、まだ塾講師に転職することも候補の一つに考えていた頃に、マセマの教科書を全部揃えた。それがまだ手元にあるので、一番易しいものから順に読んでみることにした。
 マセマ式は3段階に区分される。基礎レベルが「初めから始める数学」シリーズ(全6冊)。易しい入試レベルが「元気が出る数学」シリーズ(全4冊)。大抵の入試に対応できるレベルが「合格!数学」シリーズ(全3冊)である。
 それぞれに問題集も出ており(各レベルとも全3冊)、更に上を目指すのであれば、頻出問題集やハイレベル問題集も文理別に揃っている。
 今はとことん易しく解説する参考書はいくらでもあるが、マセマ式のように最難関大学を狙えるところまでコースが出来ているものは他にないかも知れない。私は受験のことには疎いので、そのコースに乗っかるのが賢い選択なのかどうか判断は出来ないけれど。


 どう考えても高校の域を超えて数学を極めることなど出来ない。受験の良問を趣味として解くくらいが、考え得る最高の到達点である。頭の体操という程度の意味しか無い。
 どこまで続くだろうか。

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