本の覚書

本と語学のはなし

ブラウン神父の醜聞/G. K. チェスタトン

 連日の雪かきで疲弊している。昨日と今日は、溜まった雪を一輪車に乗せて川まで運んで捨てた。一週間前にも同じ作業をしたが、今回の方がはるかに量が多い。
 ようやく峠を越したようだ。明日から気温も上がるらしい。雪下ろしをするかどうかは、次の休みに判断する。


 ブラウン神父シリーズは職場で読んでいた。最近はバスの運行が信用ならないから(ここ数日は遅れるだけでなく、走ってすらいないこともある)、かなり早めに家を出る。職場にも大分早く到着する。それで図らずも職場の読書が捗った。
 シリーズ最終作である。推理小説であるけれど、チェスタトンの思想、あるいは宗教が色濃く出ており、次第にトリックの妙を追求することからも離れていったようだ。
 さすがに飽きてきてしまう。ブラウン神父以外にもまだ4冊、チェスタトン推理小説を持っている(『奇商クラブ』『知りすぎた男』『詩人と狂人たち』『ポンド氏の逆説』)。しかし、あわてて全部読むのはやめておく。チェスタトンは時々思い出したときに、1冊限り読むくらいがちょうどいいのかもしれない。