本の覚書

本と語学のはなし

野菜の品質・収量アップ 連作のすすめ/木嶋利男監修

野菜の品質・収量アップ 連作のすすめ

野菜の品質・収量アップ 連作のすすめ

  • 発売日: 2012/11/27
  • メディア: 単行本
 同じ作物を作り続けていれば連作障害が起きる。しかし、それでも作り続けていれば、いずれその作物に適した土地になり、連作することで却って品質も良くなる。それは化学肥料を使う場合でも、有機肥料を使う場合でも同じである。
 そうは言っても、まともに連作障害を被ってしまっては、乗り越えるまでの打撃が大きい。障害を軽減するかほとんど起こらないようにすることができるのであれば、それに越したことはない。
 この本では化学肥料や農薬に頼らない方法を教えてくれるのだが、必ずしも家庭菜園向けではない。例えばバイオフューミゲーションせよなどと言われても、私にはできない。出来そうな部分だけを取り出せば、『野菜の性格アイデア栽培』や『コンパニオンプランツの野菜づくり』以上のことは特に書かれていないようだ。
 最後に自家採種の方法が簡単に書かれている。有機栽培とか自然農とか無肥料栽培とかを追求するのであれば、自分で種を採って、自分の畑に馴染むものを作り上げていく方がいいには違いない。しかし、今のところそれだけの余裕はない。


【私の菜園の記録】
 福田俊式ペッパーストチュウを作る。酢と焼酎と竹酢液を同じ割合で混合し、黒砂糖とタバスコを少量投入する。害虫忌避と殺菌効果が期待できるらしいが、もちろん自然農薬なのでは絶対的な効果はないだろう。
 うどん粉病のところとアオムシがたくさんいたところに噴霧しておいた。


 畑の端に長年放置されていたニラを掘り起こし、株分けしてまた植え直す。一部は葉菜類の畝に移植する。
 ちゃんと育つものかどうかは分からない。