本の覚書

本と語学のはなし

効く筋肉が見える筋トレ図鑑/比嘉一雄

 自重トレーニングの図鑑であり、筋肉の図鑑でもある。
 自重トレーニングだけでもかなりの筋肉を付けることが出来るようだが、全く器具を使わず自重を貫くには、相当な精神力が必要だ。私がダンベルを買ったのも、腕立て伏せが嫌いだったからである。
 しかし、ダンベルを持っているからと言って、全てダンベルで済ます訳にもいかない。自重至上主義者になるためにはスタートから落第してしまった私ではあるが、腹筋は自重が主であるし、職場で出来るちょっとした筋トレも自重が基本である。
 後者はなかなか重要だ。動きが大きすぎず、負荷がかかりすぎないもの、あるいは工夫次第でそのように変更できるものをこの本に発掘していけば、職場を小さなジムにすることが出来る。