- 作者:村松 剛
- メディア: 新書
最近本をきちんと読み通していないので、リハビリのために手に取った。前にこの本を読んだのも、初めて社会人になって灰色の生活を送っていた頃のことだったんじゃなかったろうか。
著者はフランス文学の人であって、どうしてもキリスト教と対峙しなくてはならない。キリスト教にシンパシーを抱いてもいる。しかし、キリスト教徒というわけではない。そう人の本だから、信仰を強要するわけでもない。愛を押し売りするわけでもない。大部分の日本人にとっては、(多少古いけど)なかなか良い入門書になっている。
まあ、あくまで入門書であって、再読するようなものではなかったかもしれないが。