- 作者:来住 英俊
- 発売日: 2003/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 作者:竹下 節子
- 発売日: 1998/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
フランシスカニズムの流れ―小さき兄弟会の歴史 1210~1517 (聖母文庫)
- 作者:川下 勝
- メディア: 単行本
竹下節子『聖母マリア』。マリア抜きにはカトリックはほとんど成立しえないかもしれないが、同時にマリア信仰は躓きの石でもありうる。ちなみに、私の住んでいるところの教会のマリアは、マリア観音かと思うくらい和式であったと記憶する。
川下勝『フランシスカニズムの流れ』。フランシスコ会は一枚岩ではない。男子修道会は現在三つに分裂している。小さき兄弟会、同コンベンツァル会、同カプチン会である。この本では1517年までの流れを概観する。
クリストファー・ナイト、ロバート・ロマス『知られざる聖杯伝説』。聖杯というのは、最後の晩餐の時にイエスが用いた杯だとか、処刑の時にイエスの血を受けた杯だとか言われる。どうしてそれが死海文書と結びつくのかはよく分からないが、この類の話もいくつか読んでみたい。
聖杯についてはもう一つ、マグダラのマリアによって残された、イエスの血筋のことだとする解釈もある。こちらの方向に進めば、『ダ・ヴィンチ・コード』の世界になる。
高津春繁『ギリシア語文法』。他の本は古本でそう高くはないが、これだけはかなり高価な新品を購入した。形態論が充実している。
実のところ、語学学習には倦み疲れている。この数か月、新しく学び始めたり、学び直したり、熱心にやってきたが、結局のところ昔からやって来ていることに何も加えないという現実的な判断を下して終わりになりそうだ。
第一に、漢詩は職場の読書に差し戻し、現代中国語音での朗読計画はいったん凍結する。
第二に、スピノザをラテン語およびオランダ語原典で読み、イタリア語訳を参照するという計画は、完全に断念する。どうしてもスピノザにこだわるのであれば、スピノザ講読の間、ウェルギリウスを中断するべきである。
第三に、不断に新約聖書をギリシア語で読んだりはせず、必要に応じて原典を参照する程度にとどめておく。ただし、コイネーの勉強は最後まで続けるし、福音書の内一つくらいは通読しておくべきだろう。
第四に、不断に旧約聖書をヘブライ語(およびアラム語)で読んだりはせず、必要に応じて原典を参照する程度にとどめておく。参照できるようにするためには、聖書ヘブライ語の勉強は最後まで続けなければいけないし、「創世記」だけは一度通読しておきたい。
それでもまだスリムに成り切らない日課。①フランシスコ会訳聖書、②歴史参考書、③道元、④ギリシア文学、⑤ラテン文学、⑥ドイツ文学、⑦日本古典文学、⑧英米文学、⑨フランス文学、⑩読書(キリスト教関係、鷗外を中心とする文学など)。職場では、①漢詩・漢文、②歴史小説(いずれは自宅での読書と区別をしなくなるかもしれない)。
病院は、めんどくさい: 複雑なしくみの疑問に答える (光文社新書)
- 作者:木村憲洋
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: 新書
高校時代の担任や幼なじみとも遭遇するし、昨日はとうとう公務員時代の同期にも見つかってしまった。もう容易に転職なんてできない年齢だけど、別の仕事も考えてみたくなる。