本の覚書

本と語学のはなし

購入


 石川忠久『新漢詩の世界』と『新漢詩の風景』。結局新品を買い直した。日本語、中国語、唐代復元音が聞ける貴重なCDつき(すべての詩が収められている訳ではない)。日本語読みだけでは詩のリズムを理解することはできない。
 『中国名詩選(上)』を中断し、先ずは漢詩の流れと仕組みを扱った『漢詩の世界』、次に発想と音の効果を扱った『漢詩の風景』を読んで漢詩本来のリズムに親しみ、その後『漢詩を創る、漢詩を愉しむ』で平仄を詳しく学ぶことにする。

新 漢詩の世界 CD付

新 漢詩の世界 CD付

新 漢詩の風景 CD付

新 漢詩の風景 CD付

 CDを聞いていると、もう一度中国語を勉強してみたくなる。テキストも辞書も文法書も持っている。我々にとって学びやすい言葉だということも知っている。目的が欠けているだけだ。
 果たして漢詩を現代中国音で朗読したいというささやかな欲望が、学習の動機になりうるものかどうか。今始めても直ぐに投げ出すに決まっているから、この欲望が持続するかどうか、しばらく観察する。


 はてなダイアリーからはてなブログに移行しようか検討中。
 ためしにダイアリーの記事をブログにインポートしてみた。「今日の一枚」という機能を使って写真をアップした記事は(右上に小さく表示されるもので、私は以前、空の写真を載せていたことがあった)、写真と記事が分割され、別々にURLが付される。本文中のものはよいが、注に表示されたURLはそのサイトにリンクしない。まあ、その程度はいいだろう。
 私はシンプルなブログしか書かないので、アクセントや気息の記号のついたギリシア文字が表示できさえすれば、それ以上は望まない。