本の覚書

本と語学のはなし

中国語


 堪え性がないので、中国語の文法書を読み始めた。瀬戸口律子の『完全マスター 中国語の文法』。初学者用テキストを持っているつもりだったのだけど、どうやら売り払ってしまったらしい。

完全マスター中国語の文法

完全マスター中国語の文法

  • 作者:瀬戸口 律子
  • 発売日: 2003/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 日本人には学びやすい。漢字には馴染みがあるし、文法もなんとなく分かってしまう。例えば任意のページを開く。「英文系的学生比中文系的多五百人」という例文がある。比較表現だという説明を見れば、「英語学科の学生、中国語学科の学生に比して、多きこと五百人」というような意味になることは、すんなり理解できる。
 鍵は発音だ。漢字は表音文字ではない。日本の音読みを知っていることはアドバンテージには違いないが、それでは正確な音にならない。「学习」はガクシュウと読みたくなるけれども、シュエシである。
 しかし、この本にCDはついていない。ピンインを見れば発音の見当はつくくらいにかじった経験があるとはいえ、どこかで補わなくてはいけない。『中国語会話とっさのひとこと辞典』をたまに聞くことにしよう。

携帯版 中国語会話とっさのひとこと辞典

携帯版 中国語会話とっさのひとこと辞典

  • 作者:李 凌燕
  • 発売日: 2000/12/01
  • メディア: 文庫
中国語会話とっさのひとこと辞典 ― CD

中国語会話とっさのひとこと辞典 ― CD

  • 作者:李凌燕
  • 発売日: 2001/04/01
  • メディア: CD


 漢詩を現代中国語音で朗読するところまでは行かないと思うけれど。