本の覚書

本と語学のはなし

坂の上の雲(七)/司馬遼太郎


 奉天の会戦、ロシア側ではクロパトキンにより不可解な退却が命じられる。バルチック艦隊は長い月日をかけ、ようやく宮古島付近を通過し、対馬へ向かう。決戦は次の最終巻へと引き継がれる。
 さっぱり職場での読書がはかどらない。繰り返しと迂回の多い戦争の記述のせいもあるが(司馬節にはかなりうんざり)、このところ夜間は平気で寝ることができるようになったせいもある。むしろ休めるかぎりは休んでしまい、家に帰ってからの時間を有効に使うべきだと考えるようになってきた。『坂の上の雲』が終わったら、先を急がない読書として、中公文庫の歴史シリーズを試してみる。

新装版 坂の上の雲 (7) (文春文庫)

新装版 坂の上の雲 (7) (文春文庫)