本の覚書

本と語学のはなし

始まり


 塾の勤務は昨日でおしまい。最後の最後までひやひやの綱渡りだった。よくこんな調子で一年以上続けられたなあと感心する。授業の後は飲み会。彼らの狂態を見て確信した。彼らに馴染めなかったのは、決して私の責任ではない。
 心残りと言えば、あるベテランの非常勤講師が専任になるのだが、社員の間での評判を知っているので、果たしてどうなるものか見届けてみたかった。


 今後は趣味に専念する。生活のリズムの行方、就業中の時間の利用法など、まだ予測できないこともあるが、フランス文学、英米文学、日本古典文学、和書を諦めることはない。タイムや歴史に割く時間も見つけたい。
 新たな出発のために、フローベールの『ブヴァールとペキュシェ』を読み始めた。