本の覚書

本と語学のはなし

購入

Die Hälfte meiner Ferienzeit ― und bei Ferien ist immer die erste Hälfte die längere ― war längst vorüber, und der Sommer fing nach einer heftigen Gewitterwoche schon langsam an, älter und nachdenklicher zu werden. Ich aber, als sei sonst nichts in der Welt von Blang, steuerte verliebt mit flatternden Wimpeln durch die kaum merkbar abnehmenden Tage, belud jeden mit einer goldenen Hoffnung und sah im Übermut jeden kommen und leuchten und gehen, ohne ihn halten zu wollen und ohne ihn zu bedauern. (p.66)

 私の休暇の半分は――そして休暇といえば、いつだって前半のほうが長いものである――とっくに過ぎ去っていた。夏は、激しい雷雨の一週間ののち、もう徐々に老けて瞑想的になり始めた。しかし私は、この世にはほかに何も重要なことがないかのように、恋の旗をマストになびかして、気づかぬうちに短くなっていく日々をさおさしていった。くる日くる日に黄金の希望を積み、毎日毎日が来て輝いては去って行くのを、高ぶった気持ちで見ながら、それをとめようとも惜しもうとも思わなかった。(『青春は美わし』p.54)


 散髪のついで、ブックオフアゴタ・クリストフ『悪童物語』『ふたりの証拠』『第三の嘘』、カズオ・イシグロ日の名残り』を購入。翻訳で読む場合でも、英語圏とフランス語圏のものが中心になる。あるいは、これらは後で原書を取り寄せることになるかもしれないが。


 時間があるとどうしても欲張ってしまって、今のところタイムも続けている。遠からずアルバイトなりフルタイムの仕事なり見つけなくてはいけないが、その時にどう取捨選択をするか悩ましいところだ。


 今日から私の1学期が始まった。最初は高校3年生の英語。リーディングのテキストが意外に簡単で助かった。
 来週から中学1年生の数学も受け持つことになった。個別はキャンセルもある代わりに、中途から頼まれることもある。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)