本の覚書

本と語学のはなし

ツイッター


 とりあえずツイッターに登録してみたものの、まだ何もつぶやいていない。基本的にはコミュニケーションのためのツールというのが第一義だろうから、訳もなくブログのコメント欄を閉じているような対人恐怖症の人間には向かないかもしれない。「また雪が降り始めた」とか、「携帯開いたらFOMAカード異常と表示された。いったんカードを抜いて再挿入したら直った」とか、「これから『浮世の画家』を読む」とか、「もう寝る」とか、いちいち報告するのも面倒くさいし馬鹿らしい。今これを書いている最中にすら、あまりにくだらない文章なので消去してパソコンを閉じたいという欲求に何度も駆られている。
 いくつか効用はあるのだろう。効率的かどうかは分からないが、情報を持っていそうな人をフォローしていれば何か発見があるかもしれない。有名人の社交場に片足を突っ込んだような気分になれるかもしれない。抑圧された環境の中で民主化運動をすすめる場合には強力な武器になるのかもしれない。
 様子見でアカウントは残しておくが、積極的に使い倒すところまではいかないだろう。疲れてしまいそうだ。そもそも、私にとってはブログですら既に過剰なのではないだろうか。