本の覚書

本と語学のはなし

永平広録第三


 通信講座の課題を訳出し終えた。今後の予定。返却された以前の答案用紙を見直す。今回の課題の推敲をして、投函する。翻訳会社トライアルのコツを伝授する本を読む。履歴書を作成し、作戦を練って、翻訳会社にコンタクトを取る。必要に応じてアルバイトを検討する。
 その間にも日課は淡々とこなしたい。日経新聞、歴史参考書、道元、英仏ヒアリング、ニューズウィーク(タイム)/ディプロ、英米文学/仏文学/経済和書。独文学を加えるのは厳しいかなという気はする。タイムがニューズウィークより読みにくいのは実感し始めているが、挫折するほどではない。慣れれば大丈夫だろう。


 これ以上書くこともないので、『永平広録』からの引用。別にふざけているわけではないのだけど、禅僧はうんこがすきなのだ。

【訳】239 上堂して言われた。水の中に入って蛟(みずち)や龍を避けないのは、漁師の勇気である。陸を歩いて虎や野牛を避けないのは、猟師の勇気である。白刃を前にして、死を視ること生のようであるのは、将軍の勇気である。ならば、さて、衲僧の勇気とはいかなるものか。しばらくして言われた。衲僧の勇気とは、僧堂の単を開いて睡眠し、応量器を展(の)べて食事し、鼻から息を出し、眼から光を放つことである。さらにその上があるのを知っているか。飯を腹いっぱい食って、ここちよくうんこをひと盛りたれて、釈迦牟尼から親しく授かった未来成仏の証明をも跳び越えてしまうことだ。(全集10、206-7頁)