本の覚書

本と語学のはなし

常連


☆「ニューズウィーク」「ル・モンド」「ヴェリタス」
☆『英文精読講義』『表現50』『100のフレーズ』
☆「イングリッシュ・プラス」
☆『輸入学問』『政治経済』「洗浄」


 昼寝をしてしまう。今日は明らかに寝不足のせいだ。長丁場なのだから、決めた時間割の中で集中して学ぶべきであって、それ以上無理をしなくてもよい。


 図書館で周りの人たちの観察をすることはないが、どうやら常連ばかりらしいことは分かってきた。
 向かいに座った青年は、公務員試験の勉強をしている。民法の本なども抱えているところからすると、私がかつて通っていたような下級官庁を狙っているわけではないらしい。
 テーブルの反対の端では、スーツ姿の青年が忙しそうに縮小コピーした図を切り取り、小さなメモ帳に貼り付けている。前回見たときは何かの自己啓発本だったような気がする。一山当てようとしているのか、騙された口か。
 他にも社会保険労務士や看護師を目指している人、歴史を勉強している人などをよく見かける。しかし、毎日通っているのは私だけではないだろうか。


 薬袋善郎『思考力をみがく英文精読講義』(研究社)を終える。これで薬袋特集も終了。